発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

支援を受けるタイミング。マル

支援を受けるタイミングは、とても大切だと思います。 タイミングを逃してしまうと、支援に結びつかなくなります。 10代ですと、まだご両親との会話などもあって、比較的支援に結びつきやすいのです。 しかし、ひきこもって20年、30年となりますと、お会いす…

不登校でも大丈夫。やり直せるんだから。マル

50代を過ぎていての大学入学。18歳の人たちと机を並べて勉強した〈東大〉さん。 登校初日、流石に心配したスタッフが同行して写真を撮りました。2013年。 自分の子どもが不登校になり、この先のことを考えて、不安になっている親御さんに言いたいです。 「…

ゲーム依存なんて心配ない。マル

「ゲーム脳」「ゲーム依存」等という言葉をよく目にしたり聞いたりするようになりました。 多くは、ゲームのやりすぎに警告を与えています。 私たちが支援している人たちの多くは、ゲーム依存といってもいいほどだと思います。 彼らが書いてくれているブログ…

身辺自立と経済的な自立。マル

ひきこもっている人たちの自立を考えるとき、2つのことが必要です。 それは身辺自立と経済的な自立。 長年ひきこもっていた人たちの多くは、身辺自立にはほど遠い位置にいます。 その人たちに手取り、足取りゆっくりと丁寧になんどでもできるまで、教えてい…

【緊急告知】6月相談会のお知らせ。

突然ですが、下記の日程で相談会を行います。 当日は、代表の青木が担当させていただきます。 青木が日本に帰国することはなかなかありませんので、是非この機会をお使いください。 日時 6月29日(土)・30日(日) 午前9時から午後9時まで お一人2時間以内…

発達障害は改善されていく。マル

20年近くこの働きに参加しています。 20年の内、数年は支援を受けていました。 20年間、発達障害の人たちを見続けていたことになります。 当事者に相対した時、彼らは色々な困難さを持っていることに気づきます。 みなさんも当然わかってみえると思いますが…

親と子の和解が必要です。マル

20年近く前に青木から支援を受けた私です。 以来、10年間支援を受け続けて、社会に戻ることができた私です。 少しづつ回復していく中で、この働きを手伝うことをお願いされました。 (私にできるのかしら)と、不安の中で始めた支援のお手伝いでした。 ヒロさ…

世界で1番素敵な島に支援施設が間もなくオープン マル

私たちの新しい支援場所です。 小さな島に一軒家を計画して、ただいま建設中なのです。 7月10日に引き渡し予定なのですが、間に合うのか心配になってきました。 完成はこうなる予定です。 すでにこの一軒家へ入居する方が決まっています。 数年間ここに滞…

子どもをじっくり見つめてみてください。マル

インターネットで配信される記事を読みますと、理解できないことがよくありませんか? 発達障害に関する記事で言いますと、歴史上の偉人を引き合いに出して、「このような偉人の中には、発達障害とうたがわれる人たちが多くいます。」と書いてある記事。 読み…

国にお願いしたい施策 マル

国は家庭内の問題にまで、対処してくれません。 今回、ひきこもりの問題がマスコミで連日取り上げられました。 国としても、国会議員が「この問題に対して、何かしらの対処を考えていかなければならない。」との発言もありました。 もちろん、私たちはそれを…

育てにくい子どもたちこそ教育での投資を!! マル

全ての人は平等に扱われなければなりません。 能力の有無や容姿などで差別を受けてはいけないのです。 しかし、その人がより良い生活を送れるかどうかは、その人の努力にかかっています。 全ての人に努力すれば報われるというチャンスが平等に与えられている…

お母さん、重荷を下ろしてみませんか。マル

育てにくい子どもを授かってしまったわけです。 一生懸命、子どもの為に頑張って療育をしているけれど、子どもがなかなか親のいうことを聞いてくれないのです。 こんなにもお母さんが頑張っているのに、そんな気持ちも全く考えないような態度に、つい手を上…

子育てを完璧にしなくて良いのですよ!!マル

多くのお母さんが〈療育〉をしてみえます。 しかし、〈療育〉をやればやるほど、同世代と比べて、できないことや苦手なことが次から次へと出てきて、いつになったらこの〈療育〉が終わるのだろうかと考えて、疲れ切ってしまうのです。 そんな時には、優先的…

育てにくい子どもの世話で疲れ果てました。マル

昨日の記事に反響がありました。 ほとんどの方が、「子育てに疲れ切ってしまいました。」と「これからのことを考えると不安で、仕方がありません。」と述べておられました。 私たちは、支援の経験からそんなお母様にお伝えします。 「大丈夫ですよ。希望は必…

みんなができることを僕もしたいのです。マル

勉強よりも身辺自立を優先してください。東大卒元ひきこもりからのお願いです。 みんなのできることが、自分にはできなかった。 「みんなができることを僕もしたいのです。」 そういう希望を話す人は多いです。 できなかった経験は、自信をなくすことに繋が…

2つの自信を獲得して回復する。その1 マル

自信をつけることが回復への唯一の手段なのです。 自信を持たずに社会に戻ることはできません。 ではどのようにして、ひきこもっている当事者に自信をつけさせてあげられるのでしょうか。 その前に、自信をつけるためには3つのことがあります。 1、時間がか…

ひきこもりから回復するには自信をつければ良い。マル

私たちが何度も書いていることです。 マスコミでは「なぜひきこもるのか?」という問いに対して「人それぞれ異なった理由がある。」や「ひきこもっている当事者が口を閉ざしている以上、誰にもわからない。」 または「理由などそもそもないのではないか。」…

ひきこもっている人が求めているものは親の愛だ。マル

「斎藤環」さんという、ひきこもりの人たちを専門的に診察している精神科医がいます。 サポートセンター代表の青木が、私的に私事している先生です。 10年前には青木が地域の方々にお声をかけ、音頭をとって、講演会をさせていただきました。 とてもお忙しい…

動機がなければ動かない。マル

家庭内の様々なことを手伝ってらうことが継続されていれば、次の段階に移りましょう。 ここで欲を出して「この先のことをどう考えているのか」なんていう発言は絶対にしてはダメです。 たちまち、元の状態に戻ります。 今していることは、ご両親とお子さんと…

ひきこもっている人への家庭で今すぐできる対処法1 マル

ひきこもり支援問題のもっとも難しい点は本人に会えないということです。 しかし、ご両親は同じ屋根の下で生活しています。 ですから、ご両親がお子さんの支援者になることができれば、それに越したことはありません。 普段から、家族はひきこもっているお子…

何が正しいのかを見極める力が必要。マル

テレビやインターネットでのひきこもり関連の番組や記事を見ているととても苛立ってきます。 新聞の番組欄には、随分過激なタイトルが並びます。 週刊誌にしてもそうです。 内容を見てみると、「違うでしょう!!」と思うことばかりです。 どうしてそのような…

殺傷事件の影響で体調を崩す人たちが出てきました。マル

深夜に携帯が鳴りました。 スタッフからです。 「◯◯君から電話で、『殺傷事件のことが頭から離れなくて、怖くて息ができない。助けてほしい。』とありましたので、今から部屋に行きます。」 「多分、テレビで殺傷事件のその後を追うような番組を見たからでし…

なぜ小学生、中学生の支援をしないのか。マル

発達障害の2次障害で、社会や学校から離れてしまった人を社会に参加させること。 これがどれだけ大変な支援なのか。 是非とも読者の皆様に知っていただきたいのです。 しかし、どのように書けば良いのか私には皆目見当がつきません。 私の文章能力ではお伝え…

大学に通わせる支援の大変さ。マル

あまりの忙しさにフィリピンで活動しているスタッフで、手が空いている人がいないかを聞きました。 どのスタッフも朝から深夜まで休む間も無く働いているので。 青木なら短時間で状況を把握出来るので数時間だけでも、お願いできないかを確認しました。 青木…

川崎殺傷事件の反響の凄さに思うこと。 マル

昨日からサポートセンター事務所の電話が鳴り止みません。 「電話が繋がらないので、今から事務所に伺います。」と報告だけされて電話を切った方もいました。 突然の忙しさに、私は急遽予定していたことを全てキャンセルしました。 予定をキャンセルできるス…

海外の大学に進むという選択。大バカ野郎

東大さん4年前にフィリピンの大学に入学。通学初日の写真。 この時既に54才。 僕は6年住んだフィリピンから、今新しい国に来ています。 ここで現地支部の責任者として働くのです。 日本からも数名社員が来ています。 早速6月3日から現地で、取引先へあいさつ…

訪問への決定打になるでしょうか?マル

ひきこもり支援の中で、もっとも難しいことは、私たち支援者が当事者に信頼してもらうことです。 信頼してもらえなければ、支援は始まりません。 手紙やメールで当事者と直にコンタクトを取ったり、 ご両親や兄弟との交流があるようでしたら、ご家族から説明…