発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

子どもをじっくり見つめてみてください。マル

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インターネットで配信される記事を読みますと、理解できないことがよくありませんか?

 

 

発達障害に関する記事で言いますと、歴史上の偉人を引き合いに出して、「このような偉人の中には、発達障害とうたがわれる人たちが多くいます。」と書いてある記事。

 

 

読み手が「発達障害の人たちは、こんな特殊な才能があるのかな」と受け止めてしまうような記事に出くわしたことはありませんか。

深くため息をつく私です。

 

 

結局、何もわかっていないライターさんが、今が旬な〈発達障害〉に関する記事を書いたのでしょうね。

 

 

それにしても、この程度の認識で記事がかけてしまうのですね。

そして、それはインターネットで拡散される。

なんでもありのインターネットの世界です。

 

 

ほんとうに読み手がしっかりしないと、正しいことがなんなのかわからなくなってしまいます。

 

 

 

 さて、青木に言わせますと、30年間の支援で出会った1000人近くの人の中には、ギフテッドだろうと診断された人は1人もいません。

それに近い人は数人いたそうです。

 

 

むしろ、多くの人はあれもできない。

これもできない。

(いやいや、これは大変だな。)と周りの人が思ってしまうケースが圧倒的に多いのです。

 

 

育てにくい子どもを持つお母さんの大変さ。

身にしみてわかります。

 

 

しかし!!

しかしなのです。

 

 

発達障害の子どもたちを見続けてきて、わかったことがあります。

 

 

できないことが山ほどある彼らですが、そんな中でも、得意なこと、夢中になれることを持っている人が多いのです。

 

 

例えば、ヒロさんです。

ブログを読んでいただければわかりますが、支援当初は大変な状況でした。

 

 

 

生きづらさを感じている彼に、何もできない私たちでした。

無力さから、涙を流すスタッフもいました。

 

 

しかし、20歳を過ぎた頃から、落ち着き始めたのです。

そして、他者とのコミニュケーションや自信をつけさせるために、フィリピンの大学に行かせました。

 

 

大学では選択科目として、ITの授業を取ったヒロさんでした。

 

 

多くの科目は落第すれすれでしたが、IT科目は満点に近い出来でした。

彼はパソコンに触れるのが大好きなのです。

 

 

そして、パソコンを買い与えて、会計をやってほしいと頼んだり、文章をインプットすることを仕事として、あたえたのです。

 

 

私たちのスタッフに以前、会計事務所で、働いていた人がいます。

 

 

最終的にヒロさんは、その人以上に仕事をこなすことができるまでになりました。

しかもミスをしないのです。

 

 

日常生活はミスだらけなのですが、パソコンを使ってやる仕事にはミスがないのです。

 

 

周りの大人たちから、何もできないとみられていたヒロさんでしたが、彼には他の人以上にできることがあったのです。

 

 

彼が20代後半になって、やっとそのことに気づいた私たち支援者です。

 

 

できないことが山ほどあって、そんな子どもに何から教えていけば良いのか、悩んでいるお母さんは多いでしょう。

 

 

しかしお母さん、目の前のお子さんは、きっと何か得意なこと、好きなことがあるはずなのですよ。

 

 

出来ないことを数えて落ち込むことよりも、子どもが目の色を変えてやれることを探したらどうでしょうか。

 

 

さて、才能が見つかったヒロさんをITの大学に入れようとした私たちです。

 

 

しかし、結婚をしたくて仕方がなかった彼には、自分の才能を活かすことより、自分のことを支えてくれる女性との生活を選んだのです。

 

 

なかなか、人生、支援者の思ったようにはいきません。

 

 

 

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