ひきこもり支援問題のもっとも難しい点は本人に会えないということです。
しかし、ご両親は同じ屋根の下で生活しています。
ですから、ご両親がお子さんの支援者になることができれば、それに越したことはありません。
普段から、家族はひきこもっているお子さんに対して、腫れ物を触るような感じで接していると思います。
ですから、どのように接点を持つかが大切なのです。
何を手段として、子どもとの接点とするかです。
家の手伝いを積極的にしてもらいましょう。
1、買い物に同行してもらいましょう。
もちろん近所はダメです。
車で30分近く離れたスーパーに、午前中に買い物に行きます。
午後以降ですと、若い人たちと出会う確率が高くなります。
ゆっくりと買い物をしますと、本人はイライラします。
ですから、事前に購入するものを決めて、テキパキと買い物をしてください。
長くても30分以内
仕事は、購入したものを、買い物袋に入れる。
そして車までの荷物持ちです。
その時に「お前が食べたいものなんでも買いなさい。」と言ってあげるのも、小さな自主性を育むことになります。
※ お母様がテキパキやってしまいますと、本人は萎縮してしまい、「お母さん1人でできるよね。」となります。
あくまでも、お母さんはあまり何もできないように振舞ってください。
2、洗濯や炊事、家事の手伝い。
今までお願いしたことがなかったのに、突然お願いしても子どもは戸惑います。
手伝いをお願いするにも理由が必要なのです。
例えば、
お母さんは、手が荒れてしまって、洗い物ができない。
腰が痛くて、重いものを持てなくなった。
歳のせいか車の運転が苦手になった。
炊事や家事をしているときに立ちくらみがする。
このような理由ですと、本人が手伝いやすくなります。
この時の注意点は、
1、あまり痛いとか歳をとったと誇張しすぎると、本人は不安になります。
何ごとも言い過ぎはよくないです。
2、お母さんが演技に自信がないのなら、お父さんと充分に話し合った上で、お父さんに本人から言ってもらう。
3、すでに家の中で、顔をあわせることもできなくなっている状況でしたら、紙にメッセージを書いてお子さんの部屋のドアの下から入れても良いでしょう。
演技をしていることがことがバレてしまうと、2度とこのようなやり方は通じなくなるばかりではなく、ご両親との心理的な距離はさらに広がってしまうでしょう。
とにかく、何もしないとあっという間に10年。
気がついたら20年。
「30年ひきこもった人をなんとか回復させてください。」とお願いされても、それは本当に大変なことなのです。
そうならないように、ご両親で、まずは考えて出来ることをやってみてください。
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