初めてのアルバイト16歳。2005年
Aさんを自宅に送ったあとで、Aさんのご両親と話し合った。
おいらも同席した。
その席で初めてAさんの過去の性的逸脱行動や性的嗜好を知った。
「今まで話さなくて申し訳ありませんでした。話すと、支援が受けられないと思いまして黙っていました。今まで、いくつかの団体に支援をお願いしたのですが、やはりどこからも断れてしまいましたので。」とお母さんは話された。
青木さんは、今まで関わってきた人たちをみて、「ひきこもっている人の多くは、発達障害の二次障害ではないか
」と考えています。
まさに、僕がそうです。
で、そんな僕が1番怖い存在は、やはり同世代の女性です。
僕が1番関心がある同世代の女性たちから、その存在すら忌み嫌われていた僕です。
そのことで「全てがアウトになった。」と僕は考えてしまいましたね。
ですから、僕は同世代の女性の存在を考えないことにしていました。
そうしますと必然的に、年上か年下の女性となります。
10歳、20歳も年齢が上の女性だけを恋愛の対象にしたりする人が、このサポートセンターで出会った人の中には数人いました。
その逆に、幼稚園児や小、中学生などの年下の女性しか関心が持てなくなる人もいました。
彼らのいいぶんは決まっていました。
「自分の好きなようにできる相手だから。」です。
その言い分は僕にはわかりました。
でもそれは間違っているとぼくは思っていました。
「だったら、お前の恋愛対象は?」
「はい、ゲームの中の登場人物が恋愛の対象でした。」
「気持ち悪いなお前。」
「はい、今になって僕もそう思います。」
僕たち程度の悪いアスペルガーな人たちにとっては「恋愛」がもっとも難しいことなのです。
働いたり、友達と交流したりすることとは別世界のような難しさがあります。
経験者のおいらが自信を持ってそう言いますよ。
Aさんのご両親のお話が終わったあと、青木さんは目をつぶって考えていた。
そして、「ちょっと電話をさせてください。」と言って、家の外に出た。
帰りが遅いなと思ったら、随分遠くまで出かけて話していた。
「当事者に万が一聞かれたら、困るから。」だとのことでした。
あとでなんの話をしていたのかを青木さんに聞いたら、「他のスタッフに意見を求めていた。」とのことでした。
それほど、僕たちがご両親から聞いた話は驚きだったんです。
まあ、それ以降、俺が知るだけでももっと驚く当事者さんの話はありましたけれど、そんなことは絶対に書いてはいけないので書きません。
いやいや、「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!!」
すみません、ただ書きたかっただけです。
また明日。
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