発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、テルとエイジとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

支援で本当に大切なこと 青木

不登校・ひきこもりの子どもたちへ支援で本当に大切なこと 不登校やひきこもりの相談を受けていると、 「この子は変われるのでしょうか」という お母様の不安に出会います。 長いあいだ動けずにいる姿を見ると、 先が見えなくなるのも当然です。 しかし支援…

方法を変えれば進める 青木

一般社団法人青年生活教育支援センター 主任スタッフ 青木 美久(あおき よしひさ) できないは一歩目 今日は支援とは関係ないようで、実はとても大切な話をします。 実は今朝、プロフィール写真を整えようとして、なかなかうまく扱えずに苦戦していました。…

また来るかな、の一言 青木

訪問支援という仕事は、実は「玄関チャイムを押すまで」がいちばん苦しい時間です。 相手が会ってくれるか分からない。不安が強くなって暴れてしまうかもしれない。怒られるかもしれない。家族の負担を増やしてしまうかもしれない。そんな思いが頭の中をぐる…

今日も届いた「助けて」のメール 青木

6時に起きて、いつも通りのメールチェックから1日が始まった。 フィリピンと日本を行き来する生活の中で、毎朝届いているのは支援に関する相談メールだ。 今日だけで3通の相談が届いていた。 ひとつは高校1年生の男の子のお母さん。「もう学校に行けそうにあ…

今日一日 青木

6時に起床。7時から東京の仮事務所で打ち合わせと、フィリピンへ送る荷物の整理を進める。 そのあと、バスで羽田空港から成田空港へ移動。成田空港に着くと、あまりの混雑ぶりに思わず「今日って何日?」と確かめるほどだった。 ちょうど高校生の修学旅行の…

「その一言が、未来の扉を静かに開いた日」 青木

今、明日の帰国の準備を終えて、静かなホテルの部屋でこの文章を書いています。今日は、思いがけない出来事がありました。 夕方、30代の息子さんを持つお母様から、一本の電話がかかってきました。「今から来ていただけませんか?」帰国前で慌ただしい時間で…

「国宝」伝道者 青木

お母さんに連れられて現れた彼は、マスクにサングラスという“ひきこもっていた子たちの典型的な外出スタイル”でした。挨拶を交わしたあと、見たい映画を尋ねました。 「国宝」 一瞬聞き間違えたと思い、「鬼滅の刃じゃないの?」と聞き返すと、彼はもう一度…

『動き始めた心』青木

初めて彼と会った翌日、僕はフィリピンに戻りました。シャルガオ島の就労支援施設――日本食レストランの様子を見て、そこで働く青年たちと交流し、またすぐ日本に帰国する予定でした。その間もお母様とはメールで連絡を取り続けていました。 すると、訪問した…

『今と言えた日』青木

翌日の午前、お母様から一通のメールが届きました。「息子が『今度はいつ来るの?』と聞いてきました。なんと返事をすればいいでしょうか?」 前日、玄関の向こうで息を潜めていた彼。その彼が、自分からそんな言葉を口にしたことに、まず驚きと希望を感じま…

初めて心が動いた日 青木

彼と初めて会えたのは今年の8月でした。そこに至るまでには、いくつもの小さな壁がありました。 中学から不登校になり、通信制高校も続けられず、家庭にひきこもって過ごしてきた彼。診断名は「選択性緘黙」。唯一のつながりは、お母さんとのスマホのメール…

小さな一歩が動き出す時 青木

中学から不登校となり、通信制高校に進学するも中断。以来、家庭の中にひきこもって過ごしてきた少年です。診断名は「選択性緘黙」。家庭では、お母さんとのやり取りは携帯のメールだけでした。 今年の5月、お母様からご相談のメールをいただきました。何度…

ここなら、もう一度やり直せる

日本で人の目が気になり、動けなくなってしまう若者たちがいます。家から出られない。人と話せない。自信がなく、未来が見えない。僕たちも同じ経験をしてきました。 だからこそ、たどり着いた答えがあります。「知らない場所に行くと、人はもう一度やり直せ…

頑張れなかったのではなく、苦しかっただけ 東大

テレビに東大の同級生が出ていました。少し悲しくなりました。 40年前、私は東京大学のある研究室に所属していました。そこは当時、国をあげて力を注いでいた最先端の分野で、常に「海外に遅れてはいけない」という緊張感が漂っていました。研究室全体が張り…

訪問支援始まっています

訪問支援のご案内 私たちは、日本全国どこへでもご依頼があればご自宅に訪問し、お子さんやご家族と直接お会いしてサポートを行っています。 毎年3月・4月は、季節の変わり目とともに環境が大きく変化する時期です。ひきこもりや不登校の状態にあるお子さん…

「小さな一歩と、大きな感謝を」

エイジさん今年もサンタになりますか? 今週もたくさんの出会いがありました。日本から相談をくださったお母さん、初めて面談をしたご家族、そしてフィリピンの地で新しい挑戦を始めた若者たち。 ひとりひとりの中に、小さな変化や前進が確かに見えた一週間で…

誰も知らない場所で

他人の目が気になるから、ひきこもった僕たちです。 家から出ることさえ出来なくなった僕たちです。 外に出ると、誰かの視線や言葉が気になって、息が苦しくなる。 だから、部屋の中が一番安心できる場所になってしまいました。 でも、自分のことを誰も知ら…

“いつ会う?”―そこからすべてが始まりました 青木

中学から不登校となり、通信制高校に進学するも中断。以来、家庭の中にひきこもって過ごしてきた少年です。診断名は「選択性緘黙」。家庭ではお母さんと携帯のメールでのみやり取りをしていました。 今年の5月、お母様からご相談のメールをいただきました。…

好きが未来をひらく   東大

その少年は、生きものが大好きだと言ってくれました。 ビオトープを見るのも好き。潮だまりをじっと見つめて、そこに生きる小さな命を観察するのが楽しいのだそうです。道に生えている草を見つけては、「これ、食べられるのかな?」と調べてみる。そんな姿に…

「うまく関われない子に、もう一度チャンスを」

生物に強い関心を持つ少年がいます。しかし、その情熱とは裏腹に、学校でも放課後デイや居場所でも、うまく周りと関わることができず、孤立してしまっているのです。 初めて会う前、私は「生物に強い関心がある」と聞いても、せいぜい雑学程度の話なのだろう…

不登校やひきこもりに「原因はない」と言えるのか 東大

最近、「不登校やひきこもりには原因がない」と語る専門家の言葉を、新聞やSNSでよく見かけます。けれども、私にはどうしても納得がいきません。 私は東大の大学院で研究をしていたころ、研究室の仲間たちとうまくコミュニケーションが取れず、孤立していき…

国内外での支援を考える方へ―40年の経験に基づく東京無料相談会(1月開催)」

希望は語るものではなく見せるものです 東京無料相談会のご案内(2026年1月開催) お子さんのことを思うとき、心配や不安を感じるのは自然なことです。「このままでいいのだろうか」「どう関わればいいのだろう」と思いながら、日々を過ごしておられる親御…

ここなら、一歩を踏み出せる 東大

♩〜 カナリアンアイランド カナリアン愛ランド♩〜 大滝詠一の「カナリアン・アイランド」を聴きたくなる僕です。海風の音とオーケストラの音が混ざり合ったような、そんな時間がこの島にはあります。 沖縄の海がフィリピンよりも美しいです。青木も同感です…

新しい人生を、二人で歩き出します エイジ

1人じゃない。2人なんです 私は結婚することができそうです。相手の女性のご両親にご挨拶を済ませ、結婚の承諾をいただきました。来年の四月ごろに式を挙げる予定です。彼女は自分の会社を立ち上げ、その会社で私も働きます。 私はこれまで、日本語だけでな…

再出発を応援する全国訪問が動き出しました

支援の為に生まれてきた男です 感謝なことに、少しずつですが、全国各地から訪問のご依頼をいただけるようになりました。 「東西南北、日本全国を訪問しています!」と胸を張って言いたいところですが、実際には公共交通機関で行ける範囲に限られています。…

不登校・ひきこもりから大学トップへ!本気の個別支援

問題児ヒロさんは大きく変わりました 「どんな子でも変われる」――これは単なる理想ではなく、私たちが日々の現場で見てきた“現実”です。 勉強が苦手、学校に行けない、人とうまく関われない。そんな子たちが少しずつ変わり、笑顔を取り戻し、大学に進み、社…

僕には結婚が向かないと思う理由 東大

支援者の方が描いてくれた似顔絵です 東大を卒業した。東大大学院に進んだ。しかし、大学院で行けなくなってしまった。それから30年近く、ひきこもってしまった。 支援に繋がったのはその後のことです。支援期間は5年近くだったと思います。その後、この…

台風がセブを通り過ぎました 東大

死者が出たことは本当に悲しいことですが、幸いにも今回は大きな被害はありませんでした。セブ市では降水量も前回の台風と比べて少なかったようで、市内での大規模な洪水もほとんど発生していないようです。 私たちの拠点があるシャルガオ島でも、前回の台風…

セブ市に台風が接近中  東大

コロナ・台風で多くの知り合いがセブ市を去りました 台風がセブに近づいてきました。 思い出します。2021年の台風の上陸を。あのとき、僕はシャルガオ島にある私たちの運営するゲストルームに住んでいました。そのゲストルームは海辺から200メートルほどしか…

こんな私でも、幸せになれました エイジ

死ななくてよかったなあと思っています。 この度、私はフィリピン人女性と婚約いたしました。 お相手の方とは、6ヶ月前にスタッフの青木さんの紹介で知り合いました。青木さんは、私のためにふさわしい相手を探してくれていたのです。 私は障がいを持ち、30…