発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

恋の方程式を解いてください。テル

あなたの幸せを見届けてから、青木さんは引退するのではないですか?

 

 

僕は今回、この団体からの特使として、東大さんの元へ遣わされました。

僕の役目は、東大さんに自分の恋愛経験をお伝えすることなのです。

そして、東大さんをもう一度婚活の世界に引き戻すということです。

 

 

青木さんがやるべきことは全てやったということです。

次の方法としては、僕からの提案らしいです。

 

 

僕は小学校から不登校でした。

高校は通信制高校でしたが、ほとんど出席していません。

つまり学校生活を送っていないのです。

 

 

ですから、同世代との関わりがわかりませんでした。

ましてや異性との関わり方など全くわからなかったのです。

 

 

異性に対しての興味は人並みにはありました。

しかし、小学校さえ行っていない僕を誰も好きにはなってくれないと諦めていました。

 

 

そんな僕が、この団体で人との関わり方を教えてもらったのです。

 

 

まずは自分の身の回りのことから。

清潔に保つこと。

入浴の指導を受けました。

入浴することと体を丁寧に洗うことは違うことなんですよね。

僕は、カラスの行水でした。

 

 

服なんか着たきり雀でした。

この点に関しては、言い訳させてください。

希望など何もないわけですから、着替えるという行為だって気力が萎えてしまっていましたから、やれませんでした。

 

 

服は毎日着替えること。

当たり前のことができていませんでした。

 

 

服やカバンなどの身の回りのものもどちらかというと、アース系の色の物しか持ちたがりませんでした。

それは、自信のなさからくるものです。

目立ちたくないのです。

 

 

青木さんたちスタッフは、僕をデパートに連れて行き、僕を着せ替え人形の様にして、取っ替え引っ替え、似合う服を探していきました。

 

 

歩く姿や立っている姿にもチェックが入り、色々と直されました。

 

 

ここまでできたら、恋愛塾の授業?が始まります。

 

 

詳細はまたいつかお話しします。

 

 

他人とどの様に関わるのかを手取り足取り、何度も模擬練習をしたり、実際に女性スタッフとデートをしてその様子を録画して、後で僕を交えてチェックするのです。

 

その次には、20代前半の若い女性とのデートもするのです。

 

そんなこんなを1年近く続けていました。

 

 

そして女性とのお付き合いが始まるのです。

しかし、失敗が続きます。

 

 

失敗したら落ち込みますが、すぐに次の相手が用意されています。

ですから落ち込む時間なんてないのです。

実践につぐ実践です。

 

 

そうしてとうとう、今の彼女に巡り合います。

今の彼女に出会うまでの軌跡を彼女に伝えたところ、「信じられない。」と驚いていました。

 

 

1つは、2年前までは、誰とも話すことさえできなかったという事実。

2つ目は、入浴や服を着替えることさえできていなかったこと。

3つ目は女性と付き合ったのは、今の彼女が最初だということ。

 

こうして僕は恋の方程式を解くことができたのです。

あああ、東大さんのことをかけませんでした。

次回になります。

 

 

 

 

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