クリスマスケーキを売った。緑のエプロンはダイエーだ。
性的逸脱行動に出て、警察沙汰になった人。
何が悪いのかさえわからないその人にどう接していくのか。
おいらは、部外者なんですが、あの当時重い空気がサポートセンターに漂っていたように思う。
俺以上に大変な人がいたということに少し安堵した俺だ。
これで、スタッフたちからの視線を一心にあびずにすむと思い、ホッとした俺だ。
話を戻そう。
スタッフと話し、ご両親ともう一度話し合いを持った青木さん。
「しばらく時間をください。色々と今後のことについて考えてみます。」とご両親に話した。
「支援を続けてくださるのですか?」と不安げな表情を見せた親御さん。
「それも含めて、1週間後にもう一度面談の時を持たせてください。」と青木さんが言った。
確かそんな話だったと思う。
スタッフ会議がなんども持たれた。
「その当時のサポートセンターの力では支援は無理だとみんなが思っていた。」と後になってスタッフから聞いた。
そして結果は「Aさんの了解が取れれば、日本からフィリピンに連れて行き支援をしていく。」だった。
支援期間は5年をめどに。
帰国後は日本で就職できるようにまでして、緩やかな支援を継続していく。
支援のゴールは結婚するまでとした。
その時に青木さんがなんと言ったかはよく覚えていないので、「青木さん、あの時なんて言っていましたかね」と聞いたんだ。
以下、青木さんの発言です。
ご両親には、「育て直しのような支援がAさんには必要です。」と言った。
「すでに誤学習をしてしまっています。」
「それを間違っていることに気づかせて、正しい情報を教えていく必要があります。」
「それはAさんと、1つ屋根の下に一緒に住んで家族のように身近に接し、日々の生活の中で擦り込むようにして教えていくしかありません。」
そんな感じでご両親との話し合いで意見の一致をみた。
とにかくご両親は他人様を傷つけてしまうことを恐れていた。
確かに、Aさんのあの発言ではこれ以上にエスカレートするだろうとは俺でも感じていたから。
問題はAさんをどう説得してフィリピンに連れていくかだった。
そうなんですよ。
その当時、ひとまず先においらにフィリピン行きが打診されていた。
今考えると、日本に置いておくと、取り返しのつかないことをするという不安を感じさせた俺とAさんを、フィリピンに島流しにするつもりだったんだ。
さて、どうやってAさんをフィリピンに行くと決断させるか。
みなさんでしたら、どうしますか?
まあ、結果的に Aさんフィリピンに行くことになったんです。
Aさんをその気にさせた方法とは?
スペースがなくなってきましたんで、また明日。
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