私、大学1年の夏で学校に行けなくなりました。
不安がとても強くなったからです。
大学1年時は18歳です。
青木さんが私に手紙を書いてくれたのが、私が45歳のときでした。
私が家から出たのが47歳ですから29年間ひきこもっていたことになります。
およそ30年間ひきこもっていたのです。
その間家族以外とは誰とも話していません。
30年間ひきこもっていますと、足腰が弱ってしまい、30年ぶりに家から出た時にはうまく歩けませんでした。
また家族との会話も、母親から「ご飯できたよ。風呂沸いたよ。」ぐらいでした。
もちろん大学に行けなくなった時には「何があったの?」「大学に行かないなら働いてもらわんといかんわな。」ぐらいの会話はありました。
母親に対する私の返事は「おお。」とか「わかった。」ぐらいでしたか。
30年間怖くて外には出られませんでした。
もちろん最初の1年くらいは深夜にコンビニに行ったりぐらいはしていました。
でもそれも怖くなったのでできなくなりました。
30年間家にいたのですよ。
想像がつきますか?
ひきこもりから回復した私自身が、この30年間のことを思い出せないのですよ。
もちろん30年間のひきこもりは全く無駄なことでした。
人生をドブに捨ててしまった様なものです。
30年間で私が得たものなど何もないです。
30年間ひきこもったことで私が得たものとは、不健康と自死願望とコミニュケーション機会の損失、止まってしまった私の常識。
今、私は社会に戻るために日本から離れてフィリピンの田舎で練習をしています。
英語や現地の言葉はマスターできました。
また、パソコンの使い方もそこそこできる様になりました。
一時、こちらの大学にも通いたいという気持ちが生まれましたが、経済的な面でそれは諦めました。
何が言いたいかというと、日本では、勉強のやり直しって難しいですよ。
大学にしても同じ年齢の人たちが圧倒的に多いわけですから。
しかし、日本の常識、世界の非常識なんですよ。
こちらでは、大学に行くと30代以上の人たちを見かけます。
働いてお金を貯めてから大学で学んでいるのです。
学び直しは特別なことではないのです。
だから、その気になれば、いつでも学ぶことはできるのです。
そんな私が1番苦労し続けていることが、常識の獲得です。
私は、もともと特性から周りを見て学ぶということが苦手なのです。
ですから、同世代が当たり前のようにできることができていないのです。
身体を清潔に保つこと。
挨拶。
長年の間違った習慣が私には、性格のようになってしまっているのです。
それを修正するとこがどれだけ大変なことなのか!!
だから私の様な特性をお持ちのお子さんのお母様 !!
勉強も大切ですが、それ以上に社会に受け入れられるために、最低限の常識の獲得を子どもたちにさせてあげてください。
ほかっておいても子どもたちが身につけることはありません。
他の兄弟の様にはいかないのですよ!!
常識だけでもまずは獲得させてください。
お母さん、お父さんの協力なくしてできませんよ。
そこのところよろしくお願いします。
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