アルバイトではありません。
正社員です。
中学校完全不登校だった人が働いて、社会復帰できていることに驚いている。
そんなメールが事務所に来ました。
見せてもらいましたが、僕のような子どもを持っているお母さんは大変だなと感じました。
前回の記事を最後と考えていました。
しかし、もう少しお母さん向けに書いてみようと思いました。
僕が思う一番のターニングポイントは、日本でアルバイトを楽しくやれたという経験です。
その事実が、僕の背中をさらに強く前へと後押ししてくれました。
そして専門学校に入り、専門学校では不登校にならずに、卒業できたし、そして仕事にもつけた。
信じられないことだけど、友達もできた。
仲間と呼べる人たちがいる。
彼女もできた。
ちよっとしたことで、僕は大きく変わりました。
アルバイト先で、周りの人たちと普通に居られた。
これです。
これが僕が心から求めていたものなんです。
いつも僕は不安になってしまうのです。
例えば、僕の体は汗臭いに違いないとか口臭があるとか。
周りの人たちはそのことに気づいているけれど、裏で悪口を言っているに違いないとか。
妄想してしまうのです。
そんなことを感じ始めたら、それがどんどんエスカレートしていくんですよ。
それで他人が怖くなってしまって外に出られなくなる。
カウンセリングも受けさせられたけど、ダメでした。
大丈夫だという実感が僕には必要だったんです。
それで僕はフィリピンに行った訳です。
そこで受けた支援で何が良かったのかは、次回に書きます。
変わりたいと思っていたけど、自分には無理だと硬く信じ込んでいました。
周りのみんなができていて、自分だけができていないのに、自信なんか持てませんでした。
しかし、自分と同じように中学不登校だった人が、みんなと同じようにできるまでになっているという事実が僕に小さな希望を与えてくれました。
この団体で支援を受け、自立されたヒロさんを目標にしていました。
青木さんから、ミキさんはヒロさんほど大変じゃないと言われたことも自信になりました。(ヒロさんごめんなさい)
もちろんすぐに支援につながった訳ではないですね。
どうせまた失敗するに決まっていると硬く信じ込んでいましたから。
それを、1歩踏み出すことができるようにしてもらったんです。
青木さんからしてみれば、多分支援に繋がるまでが1番大変だったのではないかと思います。
僕が言いたいのは、たとえ、発達障害と診断されたり、中学不登校だとしても、周りの大人がおおげさに思わないことです。
もちろん、中学完全不登校というのは、周りにいる人たちをこの先大丈夫だろうかと不安にさせるのには十分です。
誰も良い状況だとは思わないでしょうね。
でも、周りにいる大人が不安になると、本人はもっと不安が増します。
「大丈夫だ。中学完全不登校でも、選択肢はたくさんあるからね。」と言ってくれていたらどんなに楽だったかと!!
結局、子どもの不安は、周りにいる大人たちによって、膨らんだり、減ったりしていくのだと思います。
笑顔でいてください、お母さん。
結局これかい!!
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