手前が私。農家にひきこもっている人とお手伝いに。2016年熊本地震被災地区
みなさん、ご無沙汰しております。
○○です。
青木さんからの提案で、名前を伏せる様に言われました。
私はこの度就職しました。
就職先を隠すつもりではないですが、「プライバシーに関わることだから、詳細は書かなくて良い。」と青木さんから言われました。
思えば大学に入学してすぐに怖くて行けなくなった私です。
そして10年間ひきこもってしまいました。
私のひきこもり状態はとても重くて、家から出られない10年でした。
そんな中、母が保健所からもらった支援団体一覧表を元にして、色々な支援団体に相談に乗ってもらいました。
その中で、青木さんの団体が大人のひきこもり支援に成果を出していたので、支援を依頼しました。
青木さんが、私の家に訪問しに来てくれた日のことをよく覚えています。
それが2013年です。
1回の話で、頼り甲斐のある人だと感じたのです。
この人についていけば、自信をつけて社会に戻れると思いました。
翌日、私は10年近くのひきこもりから一歩踏み出して、旅券センターにパスポートを取りに行きました。
2週間後にはフィリピンに渡っていました。
色々なことをしました。
楽しいことばかりでした。
死んでしまいたいと思い続けていた私でしたから、何もかもが新鮮でした。
ボランティアでは、とても辛い状況にいながらも、希望を失っていないフィリピンの子どもたちから希望をもらいました。
先行く仲間からも希望を見せてもらいました。
料理が好きなので、料理の学校に行きました。
1人では怖くて行けなかったので、スタッフに寄り添ってもらって行きました。
でも学校に行って、料理好きなのはあくまでも趣味程度だということに気づきました。
熊本地震で被災された農家にボランティアでお手伝いに行き、農業に強い関心を持ちました。
地方自治体がおこなっている就農支援セミナーや説明会にもなんども足を運びました。
青木さんの知りあいの農家に勉強にも行きました。
その結果、私には農業は荷が重いことがわかりました。
短期アルバイトに行ったりしながらも、色々と仕事を探していました。
そしてついに、正社員として働き始めました。
2ヶ月がたち、この先も続けていけると感じていますので、皆様にご報告となりました。
長い長い旅路でした。
そして出会った仕事は給与は多くはないですが、私の性格にとてもあっている仕事です。
毎日働くことができて、とても嬉しいです。
毎日クタクタになって家に帰宅しますが、とても充実しています。
今の私のこの状況に感謝です。
たくさんの人たちから、励ましのメールをいただきました。
手紙をくれた人もいます。
「最近ブログで触れられていないけれど、元気なんでしょうか」と心配してくださった方もいて、泣いてしまいました。
私は、たくさんの人たちからの応援で、死ぬことをやめて、生きることを決断した者です。
今も休みの日を利用して、ひきこもっている人たちのご自宅に訪問し、希望をお見せしています。
今となっては、私自身が希望なのかもしれません。
自立というゴールにたどり着けたわけですから。
何をおいても、フィリピンでいつも寄り添ってくれたスタッフの人たち、青木さん、吉村さん、マルさん、Oさんそのほかのみなさん。
ありがとうございました。
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