発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

ひきこもっている人たちに共通していること。 マル

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ひきこもっている人たちの多くは、自分には価値がないと思っています。

ボロボロの服を着続けています。

「何か食べたいものある?」という家族の問いかけには「ない。」といつも答えます。

 

 

小遣いも必要ない。

「髪の毛を切りに行きなさい。」と言われても、自分で切ったりします。

外出が怖いということもありますが、自分の外見など、もうどうでも良いと思っているのです。

 

 

 

支援している青年たちに「清潔にしましょう」と具体的なアドバイスをしてもなかなか聞いてくれないのです。

 

 

 

50代男さんは、穴が空いて底が擦り切れている靴を履いていました。

50代男さんと一緒にデパートに靴を買いに行きました。

若い女性スタッフがとてもかっこいい靴を彼の為に選びました。

試し履きして、快適だとの返事をもらいました。

 

 

 

 

しかし、いつまでたっても新しい靴を履かないのです。

「どうして履かないのですか?」

「あの靴は僕にはもったいないです。誰か違う人に差し上げてください。」

 

 

こんなやり取りは彼だけではありません。

ひきこもっていた人の多くがこのような状態です。

 

 

スタッフが言いました。

「この靴は汚いです。臭い匂いがしますから、周りの人は迷惑です。そう思いませんか?」

うなづく彼。

「では新しい靴を履いてください。お願いします。」

そこまで頼んで、新しい靴を履いてくれた彼なのです。

 

 

マンションの従業員に頼んで彼の履き潰した靴を捨ててもらいました。

もちろん彼の承諾をとった上です。

 

 

次の日、その従業員が私たちのスタッフに話しかけてきました。

50代男さんが、「昨日捨てた靴が必要なので、返して欲しい。」と言ってきたが、すでにあれは廃棄処分にしてしまいました。」と。

 

そんな50代男さんでした。

今ですか?

3足をローテーションで履いています。

 

変わったのです。

希望を見出した彼らは、古いものを捨て、新しいものを選ぶようになるのです。

これも例外なく、回復に近づいた人たちの共通していることです。

 

 

さて、バード君も同じでした。

同じでしたと過去形で書きます。

 

 

ある日、バード君が事務所にやって来ました。

ドアを開けて、私の目に入った彼の姿を見て「えっ」と声を上げてしまった私です。

 

 

これ以上書くスペースがなくなりましたので、続きは明日書きます。

ぜひ、また読みに来てください。

 

 

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