私たちは、今50代になる男性の支援をしています。
高校卒業後、自宅にひきこもっていた彼です。
ほぼ30年近く自宅から外に出られなかった彼です。
〈50代男さん〉と私たちはこのブログで紹介してきました。
私がこの団体でお世話になった時に彼と支援センターの事務所で出会いました。
彼の動作や身なりを見て、失礼ですが障害者の方の支援もこの団体はしているんだと勘違いした僕です。
その人を〈自立させる。〉のが、支援の目的だと青木から聞いて驚いてしまいました。
(無理でしょ。)と僕は思いました。
「何を根拠に自立させられると思っているのか」と5年前に青木に質問したことがあります。
「根拠?長年の支援の経験からの勘だよ。」と青木は言っていましたね。
僕は毎日2時間彼と話し合っています。
ですからよくわかるのですが、昨年の彼と比べても大きな成長が、彼の話し方や動作から見て取れます。
そんな彼が先日母親と衝突してしまいました。
初めて、母親に手をあげたというのです。
母親は悲しいやら、情けないやらと、子どもの初めての暴力に戸惑っていました。
しかし、私たちはこれは大きなきっかけとなると判断しました。
そして50代男さんと数年先のことや10数年先のことまで話し合ったのです。
話し合えるきっかけとなると青木が判断したのです。
今までその機会を伺っていました。
しかしタイミングを間違えると、数年かけて引き出してきた〈やる気〉がなくなってしまうという不安があり、なかなかそのタイミングが掴めなかったのです。
でも、今だ!!と思った青木です。
1時間近く自立へ向けての話し合いの時を持ちました。
自立したその姿は・・・。
1、15万円を毎月稼げるようになっている。
2、結婚する相手がいる。(20代〜35歳まで。子どもが欲しいので。)
3、社会貢献をしている。
「そこまでになるのに何年かかりますか?」と聞いた50代男さん。
「3年ください。」と青木は言いました。
3年ですか?
と思わず聞き返した僕です。
「わかりました。今まで何もしてこなかった30年間でした。でもこれからの3年間は必死でついていきますので、よろしくお願いします。」
と、彼が言ったのですよ。
3年後、彼は果たして自立をしているのでしょうか?
と人ごとのような言い方ではダメですね。
はい、僕も思っていますよ。
今の彼なら大丈夫だと。
3年後テレビに新聞に出て話して欲しいですね。
〈8050問題は大変な問題ではないです。〉
私が証明ですと。
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