以前は、保健所が作る〈支援団体マップ〉なるものを見て、相談依頼をされる方がおおかったです。
今や、相談依頼は全てインターネット経由となりました。
特にこのブログ〈発達障害な僕たちから〉をお母さんが読んで、私たちの支援に共感して、相談依頼をされる方が多いです。
そして、そのお母さんたちの多くが、「一度このブログを読んでみてご覧。あなたと同じような人たちが、回復するために、支援を受けて頑張っているんだよ。」とこのブログを読むことを子どもたちに勧められるのです。
効果がありそうですよね。
「ああああ、あの大変なヒロさんでも大学を出て、働くことができて、彼女までできたんだから。」ってブログを読んだ子どもたちが、そう前向きに思いそうですよね。
はい。そんなことありませんから。
そんな簡単なことではありません。
そんな簡単なら、とっくにこの問題は終焉していますよ。
"ひきこもりの子供を動かす親のスゴイ声かけ"
命令ではなく質問の形に変えてみる
【引用元】PRESIDENT 2019年10月4日号
https://president.jp/articles/-/30449
私はこの文章を読んで納得はしました。
よく言われている言葉に「指示ではなく、支持しなさい。」があります。
その言葉を思い出しました。
しかし、このやり方が通用するのはひきこもる前の子供達ではないですか。
ひきこもっている人に親が話し方や考え方を変えたとしても、残念ですが、それだけでは、ひきこもったり、不登校の本人たちは動きません。
具体的に、社会や学校に戻れるやり方を示さない限り、ひきこもっている人は動けないですよ。
そのやり方を示しても、1人では何もできません。
一緒に回復へのゴール目指して、二人三脚で支えてくれる人がいないと無理なのです。
「僕たちは、あなたを支えて行きますよ。」
そう言ったところで、「はい、これからよろしくお願いします。」なんてありえないですから。
信頼を勝ち取るためには多くの時間が必要なのです。
いざ、支援が始まったら、始まったで、今置かれている現実を本人たちが知ることになるのです。
そして、その差があまりにも大きいことに気づき、ひどく落ち込むのです。
ひきこもっていた時期には、見なくてもすんでいた現実を直視するわけですから。
ひきこもっていますと、彼らの時間は止まってしまいます。
世の中は止まりません。
しかし、ひきこもっていたり、不登校の子どもたちの時間は止まったままなのです。
30年間ひきこもった、〈50代男さん〉という方がいます。
30年ぶりに目にした、名古屋駅はじめ町のあまりの変わりように驚いてしまいました。
そして、また自室にひきこもってしまった50代男さんでした。
その彼に、再びやる気を出させることは簡単ではないです。
根気と情熱がないとできませんでした。
来年の6月に、ここフィリピンで、50代の日本人男性が大学1年生になるのです。
6年間の支援の成果が少しづつ出てきた今日この頃です。
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