発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

変われないことを受け入れる テル

 

 

どんなに練習をしても変われない人たちがいるんです。

東大さんやエイジさんたちにとって、変わることはとても難しいことなのです。

それも、考えられる限りの支援をして初めてわかることです。

 

 

変わることができないとわかったらどうするのか?

変われないことで、大きな損失がなければ、それを受け入れるしかないのです。

しかし、変われないことで本人が大きな損失を受けるのであれば、それを少しでも減らすために色々と策を講じる必要があります。

 

 

その策を考えて、本人を指導することも支援なのです。

 

 

と簡単に書いてしまいましたが、何ができなくて何ができるのかを判断するのには、多くの時間が必要です。

それは支援者が家族の様に共に生活をして初めてわかることなのです。

 

 

だから、この団体は24時間の支援と謳っているわけなんですよ。

 

 

苦手なことに対して、どうすれば良いのかを丁寧に説明します。

1度聞いただけで、理解してできる様になる人なんていません。

何度も何度も同じことを伝えます。

 

 

そして実際にやらせてみます。

 

 

それでもうまくいきません。

またやらせてみます。

 

 

ということを気が遠くなる程やるのです。

正しい考え方、行動の仕方が習慣化されるまで支援が続きます。

 

 

掃除がどうしてもできない人には、本人の代わりに身の回りの世話をしてくれる人をつけることも一つの策です。

 

 

掃除ができない?

どういうこと?? ?

 

 

そう考えますよね。

でも、掃除がとても苦手な人たちがいるのです。

例えば、物の捨てどきがわからない人。

 

 

例えば、穴が空いた靴下事例があります。

その人は、靴下に穴が大きく空いていても、平気で履いているのです

 

 

エコという考えに基づいての行動ではありません。

よくよく本人に聞いてみると、靴下の捨てどきがわからないということでした。

 

 

 

穴が空いた靴下だけではなく、穴の空いたパンツ、靴、鞄などなど。

捨てていいのかいけないのかわからないのでめんどくさくなってそのまま・・・。

 

 

中には働きもしていないので、穴が空いた靴を自分への罰の様に捉えて履き続けていた人もいるそうです。

 

 

彼らは言葉で説明しても理解できないみたいです。

ですから、写真等を使ったりして教えていくのです。

 

 

本当に気の遠くなる様な支援なのです。

 

 

僕も片付けは苦手でした。

過去形なのは、支援スタッフから色々と教えてもらい、練習し続けた結果、前ほどの汚さは無くなりました。

 

今は、いるものといらないものとを区別できる様になったからです。(まだ迷う時もありますが・・・)

 

僕はかなりの時間を費やしましたが、それなりに片付けられる様になりました。

そして、今でも彼女に寄り添ってもらいながら、さらに片付けられるように日々練習を重ねています。

 

 

また明日です。

 

 

 

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