私は浴室の水道の蛇口を開きっぱなしにしてしまい、水が溢れて階下のレストランにご迷惑をかけていまいました。
調べてもらった結果、
シーリングファンが一台
扇風機が一台
そして天井の電気配線が故障しているとのことでした。
金額は追って通知が来ます。
でも大体10万くらいはかかるとのことです。
私は水が溢れたことがわかったとき、すぐに青木さんに、「責任をとって日本に帰ります。」と言いました。
しかし、「それは後で話すことで、今すぐやらなければならないことはなんですか?」と聞いてきたので「レストランのオーナーさんに連絡を取り、事情を説明した上で謝罪すること。そして、修理にかかる費用は当然全てお支払いします。と言うことです。」
「その通り。では謝罪に行きましょう。」と青木さんは言いました。
その前に、謝罪の練習をしました。
「謝罪するのに、ポケットに手を入れたまま話してはダメです。」
「相手の顔を見て話しなさい。」などなど注意されっぱなしでした。
幸いレストランのオーナーは私の謝罪を受け入れてくださいました。
また、停電が頻発することが1番の問題だとも言ってくれました。
しかし、営業ができないのでその分の補填もすることになりました。
その次に私が思ったのは、母親にお金を借りることです。
自立の為に来たのに、親にこんなお金を払わせなければならないことに大きく失望している私です。
当然、母親も「やっぱりフィリピンなんか行かなくて、日本で静かに暮らしておけば良いんだわ。」と思っていると思います。
テルさんみたいに大きく変わっていく人たちもいます。
私をお世話してくれていたヒロさんは、とっくの昔に自立して、家を建てて結婚して、子どもにも恵まれているそうです。
私みたいなタイプの人は、日本で家から出なければ他人様のご迷惑にはならないのです。
日本で座して死を待ちます。
皆様、本当にありがとうございました。
私はダメでしたが、この団体には希望が満ち溢れています。
すぐに次の人たちから「支援を受けて回復しました。」との報告が聞かれると思います。
私に関して言えば、もっと前から手厚い支援を受けておくべきでした。
1週間に1日の支援で良いと言ってしまった私が馬鹿でした。
本当に青木さん初め多くの人たちが、私を励まし寄り添い続けてくれました。
でも、こんな結果になってしまい、期待してくださった皆様には申し訳なく思っています。
青木さん達は、「まだ諦めるのには早い。」と言ってくれますが、これ以上ご迷惑をおかけしたくないです。
本当にこんなことをしでかす自分が情けない。
施設で暮らすしかないです。
さようなら。
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