青木さんが家に来た。
僕宛にハガキを送っていたので、何しに来るのかはわかっていた。
玄関で青木さんと会って話しを聞いた。
僕はといえば、気の無い返事を返していた。
僕自身もうどうしようもできないと思って、自分の人生を諦めていたから。
支援団体といっても、色々な練習をするだけだと思ってもいたから。
そんな程度じゃあ僕が感じていた不安は解消されない。
そんなことは百も承知だった。
でも違っていた。
青木さんは、僕の将来に関してかなり厳しい現実を語った。
「よほどのことをしない限り、これから先の人生、いつも不安定なままになる。今ならまだ間に合うので、一緒に頑張ってみないか。寄り添って支え続けるから。」と言ってくれた。
手厳しく僕の将来を語ってくれたので、逆に少し信頼できるかなと思った。
「技術、経験、知識を獲得しない限り、世の中に戻れないということ。」
「自分の人生はアルバイト程度で、独り身で良いと考えるならそれでも良い。」
「それは嫌だと感じるなら、もう1度やり直すしか方法がない。」
「まずは名古屋の事務所に来て、将来のことを一緒に考えよう。
君にやる気があるなら、僕たちは寄り添って支援ができる。」
そう言われても「はい、よろしくお願いします。」なんて言えなかったですね。
もう気力がなえていたから。
それで返事もせずにダラダラと時間だけが過ぎていった。
そこで、またまたおじさん夫婦から「1度だけでいいので、名古屋の事務所に行って、青木さんたちの話を聞いたらどうだ?」と言われた。
その時におじさん夫婦から、青木さんが、小学校、高校をそれぞれ2校通った話。大学も数ヶ月で行けなくなり、就職にも失敗。その後5年間ひきこもった話を聞いた。
そんな人があんなに熱く語れるんなら、もしかしたら、僕も変われるかもしれないと強く感じた。
それでも自分から、進んで支援を受けることはできなかった。
おじさん夫婦が運転する車で、名古屋事務所に連れて行かれた。
書いていて、昔の自分が情けないです。
そして、今は大きく変わった自分を嬉しく思いますね。
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