発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

こだわりが強いと支援につながりにくい テル

選んでもらったカバンの使い方を学ぶエイジさん。

 

エイジさんは、黄土色とか茶色の服を好みます。

それは年齢より老けて見えるエイジさんにとって、さらにおじいさんぽく見えてしまうので、スカイブルーとか白とか明るい色の服をスタッフが選んでエイジさんに手渡していました。

 

 

それでも、日本から着てきた黄土色の服を何かというと着続けていたエイジさんなんです。

僕もエイジさんと同じ様にいつも暗い色の服を着ていました。

小学校から学校に行けなかった僕が、明るい色の服を着るなんて無理ですよ。

 

 

それでも母親は若々しい?感じのデザインや明るい色の服を買ってきて、僕に手渡していました。

今思えば、(こんな服を着て、いつか外に出てくれたらなあ。)という思いで服を選んでいたのではと思ったりします。

 

 

それにしても、パンデミック前に僕がお世話した時から、エイジさんは服に対してのこだわりがあるのです。

もっと前から、「こんな感じの服を着たらいいんだよ。」とアドバイスし続けているスタッフですが、やはりこだわりがとても強くて、なかなか支援者のアドバイスを受け入れてくれません。

 

 

そのことでとても損をしているエイジさんです。

それはエイジさんに限らず、ASDの特性が強い人たちに多くみられるものだそうです。

 

 

               見た目もとても大切



 

 

僕はというと、ひきこもっていた状態から、外に出て、やがて自分のことを知らない場所で、伸び伸びとまではいかなくても少しずつやり直すことができたのです。

 

 

自信が持てなかった僕ですが、自信が少しずつできたことで、スタッフからの提案も素直に受け入れることができました。

 

 

こんなデザインの服はどうかな?

こんな形のスニーカーは?

髪の形はこれが良いよなどなど。

 

 

そんなアドバイスに素直に耳を傾けて、取り入れた僕です。

その後デートをした中で色々と気づきがあったのです。

 

 

「そのシャツかっこいいね。」「あなたの髪型素敵よ。」などとデートの相手に褒められたことは僕にとってとても新鮮な出来事でした。

そのことで、もっと良く見られたいという思いが強くなっていったのです。

 

 

スタッフにお願いして、「彼氏に着させたいというようなコーデイネイトをお願いします。」なんていう頼み方をしました。

まあ青木さんから、そのようにアドバイスを受けたのです。

 

 

時間がたてばたつほど、僕はよりよく見てもらえるようになっていきました。

そのことがさらに自信へと変わっていきました。

 

 

僕だけではなく、ブンさん、シンゴさんなども僕と同じ様な形で社会に戻っていけました。

 

 

しかし、ASDの特性が強い人たちは僕達の様にはいかないのです。

ADHDASDな人たち。

こんなにも違うのかと驚くばかりです。

 

 

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