あのう私デートをしました。
20代後半のフィリピン女性です。
こんな私でも会ってくれると言われて、喜んでデートをしました。
でも・・・・・。
失敗ばかりでした。
髪の毛をカミソリで整えているんです。
しかし、不器用なのでいつも血まみれになってしまいます。
デート当日も焦ってしまい、血だらけになってしまいました。
それで絆創膏を頭に貼ったんです。
3箇所貼っておきました。
血が出ているのを見られるのはいけないと思っていましたから。
あと服装も毎日着替えることはすでに学んでいます。
いつも青木さんが私の服を選んでくれています。
青木さんが選ぶ服は、いつも明るい色のものです。
私が選ぶのは黄土色とか茶色です。
でもどうも明るい色は恥ずかしいのです。
自分には合わないと思ってしまいます。
お世話してくれるスタッフさんたちは、明るい色だからいいんだよ。
暗い色はもっと老けて見えるから。
でもデート当日、黄土色の服をきていきました。
青木さんと彼女すでにレストランで待っていました。
私は遅れてはいませんよ。
いつも10分前には着くようにしていますから。
私を見た青木さんは、席から立ち上がり、私の方に走って近づいてきました。
「頭のバンドエイドはなんなの?」
「おかしいから外して!!」
「あっ、頭血だらけだよ。どうして、高いカミソリ使えばこんなことにはならないでしょ。」
「・・・・・」
「安いカミソリを使ったんだよね。」
「はい、もったいないので、安いのを使いました。」
「安いのはこうなるから今後絶対に使わない!!」
「なんでそんなジジくさい色の服を着てきたの。」
「言われた通りにしてください。」
「・・・・・」
そして私は、彼女とご対面。
「頭血だらけですけど、どうされたの?」
「あのですね。安いカミソリを使うとこうなるんです。」
「カミソリってそんなに高くないでしょ。」
「・・・・」
私はいつも服のことに関してスタッフの人たち初め、青木さんからも色々言われていますので、いい機会だと思って、初対面の彼女に聞きました。
「私のこの服の色どう思いますか?正直に教えてください。」
「えっ?感想ですか」
「そうですね。もっと明るい色の方がより若く見えると思いますよ。」
「あああああああああああああ。」
終了ですね。
撃沈しました。
はい、さようなら。
また明日です。
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