発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

回復まで一直線??なんて!! テル

小さな自信を積み重ねて大きくしていくんですよ。

 

 

自分はまだ幸せになれると確信できたこと。

しかも、自分の過去を誰も知らない場所なら、誰の目も気にせずにやり直せる。

 

 

こうして僕やエイジさんは、回復に向けて一直線に進んで行ったのです。

めでたし。めでたし。

 

 

なんてなりませんからね!!

 

 

30年ひきこもったらどうなるのか?

エイジさんを見て色々と教えられましたよ。

 

 

変な癖のオンパレード。

考え方も見方も、受け取り方も何もかもがおかしい。

30年なんて絶対にひきこもらせてはいけないんですよ。

 

 

信じられない様な支援を長年受けて、なんとか社会復帰寸前まできたのです。

こんな支援は誰もが受けられるわけではないですから。

エイジさんも僕もある部分幸せだったんです。

 

 

奇跡の出会いかもしれない。

 

 

もう一度やり直そうと決断しても、過去の暗い気持ちが邪魔をするのです。

どうせまた失敗する。

神様の様な青木さんからも、いつかは見限られる。

 

 

日本にいれば、自分と同じ世代の人たちのことをテレビのニュースで目にしたり、近所に住む僕の同級生の消息を聞いた母親が、僕にそのことを伝える。

 

 

 

そんなことがないだけでもありがたかったですね。

 

 

それでも小学校から22歳までひきこもっていた僕の過去が、回復に向けて頑張っている僕を容赦無く引き摺り下ろそうとする。

 

 

スタッフとの楽しい時間を過ごした時は、気持ちがとても上がるけれど、部屋に帰って1人になると恐ろしいほどの孤独が僕を襲う。

 

 

そんな時には青木さんに電話をするんですよ。

僕も、エイジさんも、ヒロさんもみんなみんな電話をするんです。

「僕はまだ大丈夫でしょうか?」

青木さんに聞くことだって同じなんですよ(笑)

 

 

「あなたはどう感じているの?」

「・・・・・」

「僕が言えることは、そんなことを考える時間があったら、英語の単語を一つでも覚えよう。だね。」

 

 

って青木さんの僕たちに対する答えも同じです。

 

 

青木さんは僕たちにとって精神安定剤の様な存在なのかもしれない。

 

 

エイジさんが病気になって寝込んでしまったことや。

漏水で大変な被害を与えてしまい住んでいる部屋を追い出されたり。

火傷をしたけれどほかっておいて大変なことになったり。

 

 

なんでそうなるの??

 

ですよね。

 

 

3歩進んで2歩下がる。

ヒロさんがよく言っていました。

 

 

一直線に回復に向かうわけではないのですよ。

時間がかかります。

時には、スタートラインまで下がってしまう人たちもいるでしょうね。

 

 

もちろん支援につながらない人たちもいるのです。

 

 

エイジさんのここまでの軌跡は、エイジさんが完全に回復したと納得されたら、詳細に皆さんに分かち合うと思っています。

 

 

回復までのことは、一人一人違います。

海外なんて行かなくても、近くの居場所で元気を回復する人たちもいますよ。

 

 

でも、僕たちの様に状況が重い人たちには、環境を思い切って変えてあげて、再び自信を取り戻させてあげることが何より大切なんです。

 

 

エイジさんについてはまだ書きたいです。

 

 

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