発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

ひきこもりから回復するために必要だったもの テル

 

 

 

フィリピンに来て、僕はボランティア活動をしました。

あまり乗り気ではなかったです。

人と関わることがとても億劫だったから。

 

 

不安な気持ちもありました。

子どもたちが僕と関わって、嫌な気持ちにならないかって。

嫌われたらどうすれば良いのかとか・・・。

 

 

いろんな思いが交差して、ボランティア活動をする前に精神的に疲れてしまっていました。

しかし、小学校の門をくぐったら、僕の心配も飛んでしまいました。

 

 

車が止まった音を聞きつけて、たくさんの子どもたちが窓から僕たちを見ているのです。

大きな歓声でした。

まるで映画スターを見た時の様な。

 

 

 

僕はとても恥ずかしい気持ちになりました。

青木さんに促されて、前の晩に練習したビサヤ語を大きな声で楽しそうに子どもたちに投げかけました。

 

 

 

それを聞いて、子どもたちの声が一段と大きくなりました。

 

 

この活動を支援してくださる皆様から頂いた古着や文房具を、子どもたちに渡すのが僕の役目なんです。

子どもたちが満面の笑みで受け取るその表情。

単純な表現ですが、僕の心が癒されていくのを感じました。

 

 

真っ暗な部屋で過去の嫌なことを思い出す日々。

髪の毛をかきむしり、誰もいない部屋で叫ぶその声を聞く人は誰もいない。

壁に思いっきり体当たりした。

 

 

自分を傷つけたいと思った。

コンパスの先で、腕を刺した。

痛みで自分が生きている実感を感じ取る。

 

 

 

んな日々がつい最近まであったことを忘れるほどの出来事。

子どもたちの笑顔が持つ力。

ビュアな子どもたちの思い。

 

 

それが僕に伝わった。

日本の子どもたちなら、そんな感情は沸かないかもしれない。

ここは僕の悲しい過去を誰も知らない場所だから。

 

 

だからこそ、僕は心をオープンにできたのだと思います。

 

 

エイジさんにそんな僕の経験談を話したら、うんうんとうなづいてくれました。

エイジさんのボランティアをしている時の笑顔が、全てを物語っていると思います。

 

 

誰かの役に立ったという経験。

ただ皆様から頂いた古着を手渡しただけなのに、とても尊いことをしたという気持ちになったのです。

 

 

僕はフイリピンに来て、海に行ったり、カラオケに行ったりしました。

小旅行もさせてもらいました。

どれもが楽しかった。

笑うことを忘れていた僕が笑うことができた。

 

 

でも大きなインパクトはボランティア活動からもらったのです。

 

 

今日もまた僕の話になってしまいました。

でもエイジさんだって同じことを感じたから書いたのです。

 

ボランティア活動の次に、回復に向けてどんなことをしたのか?

次回お楽しみに。

 

 

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