発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

東大さんのこと。テル

この写真はとても良いと思うんですが。

 

 

青木さんとブログの件で話をしました。

青木さんは僕が書こうとしているブログの中身が心配だったのです。

特に東大さんについて何を書くのかを心配していました。

 

 

僕は東大さんの状況は、ASDと診断された中でもかなり深刻で、社会生活を送る上で大変だと感じたのでそのことを皆さんとシェアしたいと思ったのです。

しかし、青木さんはその必要はあまりないと思っていました。

 

 

東大さんの状況は一般的ではないので、東大さんの状況と支援についての情報はそんなに必要とされていないと青木さんは思っています。

 

 

僕はインターネットの世界で東大さんの様なケースを探したのですが、見当たりませんでした。

青木さんに聞いても、出てこないだろうと言われました。

 

 

なぜなら、僕たちが書いている東大さんの状況というのは、家族の様な関わり方でない限りわからないからです。

で、そんな支援者がいるのかというとまずいないだろうというのが青木さんの見方です。

 

 

そんな細かな情報を出してしまうと、そのことについてこれから色々と聞かれる機会が増えてくるだろうし、該当する様な人たちの支援の依頼も増えてくるだろう。

しかし、東大さんの様なケースの人たちの支援はもうできないから、そんな情報はもう出さない方が良いとのことです。

そこまで説明されて理解できました。

 

 

青木さんは心筋梗塞で倒れ、手術を受けました。

ストレスこそが心筋梗塞を患っている人たちが、最も気にしなければならないことです。

 

 

食事、運動、薬の服用や定期的な検診など考えられる限りのことはしている青木さんです。

そんな青木さんが健康を取り戻す最も的確なことはこの支援をやめることです。

しかし、青木さんはエイジさんそして東大さん他まだ支援をしている人たちのことがあるので、支援を終了することができないのです。

 

 

ですから、東大さんの様な大変な状況にある人たちの支援はもうできないのです。

そのことで、僕に東大さんに関しての細かな報告はしなくて良いと言われたんだと思います。

 

 

僕が東大さんの側に寄り添って気づいたことは、支援の大変さです。

理解できないのです。

特に、東大さんの様に勉強が、ずば抜けてできた人ですと、なおさら、なんでこんな簡単なことができないのかと周りの人が混乱してしまうでしょう。

 

混乱の次は否定です。

家族ですから、なんとか理解しようと一生懸命努力されます。

本を読んだり、講演会や親が本人の代わりに精神科医と面談したり・・・・。

しかし、理解できないのです。

 

 

なぜ?どうして?

毎日がこの繰り返しだと思います。

1番近くで寄り添っていた青木さんは、心筋梗塞で倒れました。

 

 

35年間、支援しかしてこなかった人ですら、理解するのに大変な時間と思いが必要だったのです。

 

 

青木さんに「東大さんと出会ってよかったですか?

それともも後悔していますか?」

と聞きました。

 

 

10年間でテルさんの様な状況の人たちの支援をしていたら、それこそ50人くらいの人たちに関われたよね。

でもね、自分の知らない世界を知ったことはとても大きかったな。

 

 

凄い世界だよ。

東大さんの様な人たちがこの世界にはまだいるんだよ。

大変だろうな周りの家族は。

 

 

彼が幸せになるまで、もう少しがんばろうと思っているんだ。

どのくらいなんですか?

今年中には幸せになれるかな?

 

 

来年からはゆっくりしたいな。

 

 

青木さんの支援もまもなく終了です。

そしてこの団体も閉鎖らしいです。

支援は日々命を削る様なものです。

 

ただただ、僕を支援してくださった皆様には感謝しかありません。

ということで、東大さんに関しては今後書くことはないと思います。

 

ただ、少し体調が良くなってきた東大さんです。

YouTubeも撮っていますので、近々皆さんに元気になった姿をお見せできると思います。

 

 

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