大学院で、僕はみんなから責められて、大学院研究室での居場所を失いました。
研究室に通うのが怖くなったのです。
同僚の研究生たちは、僕の何が問題なのかを色々なやり方で説明してくれました。
ホワイトボードに絵を描いてくれたり、A4用紙に僕の問題点とその対処の仕方を書いてくれた同僚もいました。
みんな、この僕に僕自身が抱える問題点を理解してもらおうと努力はしてくれていました。
今振り返ればそのように受け止めることはできます。
しかし、35年前のあの時は、周りが僕を必要以上に責め立てている。
それは不当な扱いに相当する。
断固として抗議したい。
そんなふうに捉えていました。
今から考えると、間違った受け止め方です。
支援を受けてきた今だからこそわかるのです。
このフィリピンで支援を受けて、自立していった人たち。
最近、文章を書いてくれたシンゴさん、テルさん、ブンさんなど。
彼らはみんなと比較して、自分はみんなのようにはできないと感じて、自信を失いそしてひきこもったのです。
僕は、自分の中に大きな問題点があると感じたからではなく、周りのみんなが僕を責め立てるので、怖くなって、家にひきこもったのです。
エイジさん、MR.Joeも同じです。
同じひきこもった経験があるにしても、彼らと僕らではその受け止め方が全く違うのです。
ここに僕たちの社会復帰の難しさがあるのです。
同じひきこもりでも、受け止め方が全く違う2つのグループ。
いやはや、本当に僕たち程度の悪いアスペルガー(ヒロさんがよく使っていた言い回しです。)はとても生きづらさを感じ、そしてその中から中々抜け出せないでいるのです。
そんなことに気づいただけでも、僕はとても嬉しいのですよ。
でも、諦めてはいません。
そんな僕はどうやって自分の人生を生きやすくするのか、その術を日々学んでいるのですから。
自分の問題点を理解して、それをどうやって解決していくか。
そうしたら、僕への支援は本当に終了するのです。
同じような問題点を抱えている皆さん、僕の社会復帰への旅にご一緒していただけませんか?
頑張って僕の状況を好転させますからね。
よろしくお願いします。
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