写真からのイメージと実際体感した台風の強さは違うかな。
私たちが住むフィリピンを16日夜に台風が通過しました。
フィリピンに14年住んでいますが、最も風が強く感じた台風でした。
私たち支援スタッフや支援している青年たちが住むのは、日本でいうマンションです。
ですから、現在停電と断水中ですが、発電機と常備水タンクを稼働していますので何も問題はありません。
まあ電気と水が復旧するのに数日はかかりますので、それまでは持たないと思いますが。
時々ご両親からフィリピンは物価が安いから、1万円程度で子どもが住む部屋を探して欲しいとの依頼があります。
フィリピンは日本と比べて物価が安いかというとそうでもないのです。
とても安いと思っているものに、タクシー料金や酒、タバコ等(恩恵には預かってはいません。)があります。
しかし、フィリピンでも日本と同じような安全、快適さを求めるなら日本以上に高くつきます。
フィリピンで日本人がフィリピン人のような生活をすれば確かに、とても安くつきます。
部屋も5千円くらいからあります。
その部屋のコンデイションは日本人がとても住めるような物件ではないのです。
私たちが、支援している青年たちは、発達障害の特性から、とても音に対して過敏だったり、不安がとても強かったりする人たちが多いです。
ですから、立地、安全、快適性の面から考えますと、５万円前後の物件を勧めています。
今回改めて、物価が安いと信じられているフィリピンでも、お金がなければ安全を脅かされ、不便な生活を送らなければならないんだという現実を思い知らされ、悲しい気持ちになった私です。
兎にも角にも、全ての人たちの生活が1日も早く元に戻るよう願っています。
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