春は良い。冬の季節は寂しさが増すだけだ。
「お母さん、お父さんの世話をしてきたけどな、もうできないわ。お母さんが、お世話をしてもらわなければならなくなった。お父さんと一緒に施設に入ろうと思うんや。それで私の頭がボケないうちに、色々とやっておきたいことがあるから、一度家に戻ってきてもらえんか。」
母から私に電話があった。
私は携帯電話を昨年末に契約した。
支援団体の人たち以外での初めての電話が、母親からだった。
いつもの母ではなく、気弱い母だった。
あたり前のことなんだけれど、母は歳をとったと感じた。
いつまでも強い母だと思っていた私。
その晩、なかなか寝付けなかった。
夢を見た。
怖い夢だった。
期待をして移り住んだセブ市。
でも青木さんも東大さんも病に倒れてすぐになくなってしまった。
そして私は1人。
結局セブ市に移り住んでもセブでひきこもっている私がいた。
深夜に目が覚めた。
たまらなく怖くなったので、深夜にも関わらず青木さんに電話した。
すぐに電話に出た青木さん。
「どうしましたか?」
「・・・・・・」
「怖いんです。結局死ぬまで1人の気がしてきた。」
「手応えがないからですよね。実感がわかないですか?」
「私、家庭をきづけますか?」
「あなた次第ですよ。誰が家庭をきづきたいと思っているのですか?」
「私がそう思っていますけど。」
「だったら家庭をきづく目標を目指して頑張りましょう。」
「今、夜中の3時ですけれど。まだ仕事ですか?」
「セブ市は深夜2時です。」
「あの、死なないでくださいね。私が家庭をきづくまではどうか死なないでください。」
「大丈夫ですよ。あと2年程度でしょ。まだ生きているから。」
青木さんは笑った。
少しほっとした。
「すみませんでした。こんな時間に電話して。」
「いいえ、不安になってすぐに電話をしてきてくれたんだね。ありがとう。」
「この前デパートに行ったら、滋養強壮のドリンクを見つけたので、買いました。スタッフの人に頼んで送りましたから、飲んでください。東大さんの分も買いましたから一緒に送りました。」
「ありがとう。それを飲んでもっと元気を出していきますよ!!」
青木さんの声を聞いてたら、安心した。
それですぐに寝れた。
明日、母に電話しよう。
「ごめんなさい。」と、「私は大丈夫だ。」と伝えたい。
絶対に家庭をきづきます。
1人はもう嫌だ。
寂しいのです。悲しいのです。
頑張ります!!
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