発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

英会話の先生にデートを申し込んでみた ひきこもり回復日記20201126

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聞いたことを忘れないために手帳を活用しています


 

 

今年、52歳になる30年間ひきこもっていたAと言います。

まあ皆さんは、30年間ひきこもった人と会ったこともなければ、どのような人なのかも想像すらできないと思います。

 

 

あなたの周りにひきこもっていた人はまずいないと思います。

ひきこもっていたら、当然会えません。

「私は昔ひきこもっていました。」と堂々と過去を話すことができる人は、今うまくいっている人だけですよ。

 

 

 

「数年のひきこもりで、なんとか社会に学校に戻れたなら、うまくいく場合もある。けれど、10年もひきこもってしまったなら、社会復帰できたとしても自分が満足できるような状況にはない人が多いと思うよ。」と青木さんが話してくれました。

 

 

 

30年間もひきこもっていた人間がどのように考えていたのか。

少しでも興味がおありでしたら、ぜひ私のブログを読んでください。

私と同じような状況にある人たちへの理解が少しでも進めば、私の人生も少しは意味があったのだと思えます。

 

 

 

さて、今日も失敗してしまいました。

オンラインで英会話の勉強をしています。

私は来年にはフィリピンに渡り、学校に入ります。

その為に英会話能力が必要なのです。

 

 

 

1年近く勉強しています。

おかげで少しは話せます。

でも、フィリピンの大学で授業を理解するまでにはまだなっていません。

 

 

 

毎日毎日、英会話の練習をしています。

単語を覚えて、オンライン講師と会話の練習をして、英語字幕で映画を見る。

英語を話せるようになりたいのですが、なかなかうまくいきません。

 

 

 

この団体でオンライン英会話をしています。

その先生たちは、支援にも携わっておられますので、とても心地よい対応なのです。

 

 

 

それで・・・。

「デートしてもらえますか?」と思わず聞いてしまいました。

 

 

 

でもその後の対応がすごかった。

「お声をかけてくれて、ありがとうございます。でも今、あなたはとても大切な時期なことはわかっていますよね。この先、練習を重ねて、素敵な人になってから、また申し込んでください。」

 

 

 

青木さんから耳にタコができるくらい聞いていましたよ。

「オンラインの先生はとても優しいので、自分のことを好きになっているのではないかと錯覚することがあるよ。」って。

 

 

はい、その通りになりました。

 

 

オンライン英会話でデートを申し込んでから、1時間後に青木さんから電話がきました。

「人を好きになれたことをお祝いしよう。」

「少し自信ができてきたんだね。この調子ですよ。」

 

 

 

30年間、誰とも会話をしていなかった人間。

小、中、高校といじめられ続けて友達がいなかった人間。

常識を持ち得ていない人間。

 

 

そんな私を好きになってくれる人ができるなんて、思いませんよね。

当たり前です。

しかし、ここには「大丈夫ですよ。」と言ってくれる人たちがいます。

 

 

 

私はその人たちのことを信じて今日も社会復帰の練習に励んでいます。

 

 

 

ありがとうございます。

 

 

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