バード君が珍しく髪をセットしていました。
デートなんでしょうか。
バード君が勝手に彼女だと思っている人とのデートなんです。
初デートに際して1ヶ月くらい前から、相談を受けていました。
デートはどこに行けば良いのか。
デートの最中は何を話せば良いのか。
話している相手のどこをみて話せば良いのか。
とても緊張するから一点だけをずーっと見続けている感じがするので、今から練習をさせて欲しい。
私相手にデートの練習です。
いえいえ、私では大役を担うのは無理です。
初デートが大失敗になったとしても、再びひきこもるなんていうことはないですが、落ち込む期間は長いでしょうね。
この団体には「デートマニュアル」があります。
それを見たところで、当事者が自分で理解して身につけるということはできないのです。
支援者から丁寧に1つ1つ納得させながら、教え込んで行くしかないのです。
残念ですが、大野でも無理で、青木しか教えられる人がいないのです。
青木はとても忙しいのです。
「それを100も承知の上でお願いしてください。」と言いますので、青木に連絡をして、フィリピンからスカイプで映像を確認しながらレクチャーを受けたのです。
それにしても、バード君の表情は今まで見たこともないくらいの真剣さです。
教える青木も熱が入ります。
深夜でのやりとりに私は眠くて仕方がありません。
青木の手が空く時間は、フィリピン現地での支援が終わった夜中なのです。
初日の終了は夜遅くまでになりました。
そんな時間でも興奮しているバード君です。
「大変、為になりました。今まで生きていて、一番為になった時間だと認識しています。」
「で、お聞きしたいことがあるのですが、成果はどの程度なのでしょうか」
「成果?なんの成果ですか?」
「女性を落とした人数をお聞きしているのです。」
「女性を落としたという言い方は、女性に対してとても失礼な言い方です。その言い方は今後使わないでください。」
大統領はアドバイスを受けたら、必ずノートを取り出して、忘れないように書き込むのです。
「失礼なことをあえて伺いますが、青木さんを信用しても良いのでしょうか」
「君の立ち振る舞いよりは良いです。」
「数々のご無礼をどうぞお許しください。」
「人を嫌な気持ちにさせることを言ってしまい、ごめんなさい。」と言い直させました。
でもいつかこの〈恋愛プログラム〉を詳細にお伝えしたいと思います。
「バード君に告ぐ。明日のデートを詳細に報告せよ。」
「貴殿の健闘を祈る。」
「以上。」
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