発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

中学から不登校のW君が回復した理由とは 東大

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16歳支援初年度、スタッフとたった1人の修学旅行を沖縄で




 

 

W君が回復した内容を書いた記事に少し反響がありました。

 

 

本人の写真(個人が特定されないように加工してあります。)が載っていたことと、簡単ですが回復までの経過をお伝えしたことで、記事に対しての信頼が得られたのだと思います。

 

 

支援当初、W君の支援はとても難しいとスタッフの私たちは判断しました。

 

 

 

こだわりがとても強く、すでに変わった癖がいくつか見られましたから。

それらを改善するのにはどのくらいの時間がかかるのか、支援当初は中々把握できませんでした。

 

 

ただ、最低でも5年間はかかるだろうとは感じていました。

実際その通りになったのですが。

 

 

今、回復して楽しそうに学校に行っている彼の姿を見て、ここまで回復できた理由はなんなのかと考えるのです。

 

 

私が、W君に勉強を教え始めた時の印象はとても素直な良い子だということでした。

時間には正確でしたし、一生懸命勉強する姿も教えている私が感動するくらいでしたから。

 

 

勉強を教えている最中に突然、頭を抱えて、机に突っ伏したり、立ち上がって空にパンチをおみまいする子、勉強を中断させて、いじめられていた昔の話を私に延々と話す子など。

 

 

勉強どころじゃない子どもたちが多いという現状があります。

そんな子どもたちでさえ、諦めずに根気よく勉強を教えていくと、変わっていくのです。

もちろん勉強だけではなく、あらゆる角度から関わることがとても大切です。

 

 

多くの子どもは1年という期間で大きく変わっていきます。

もちろん例外の人たちもいます。

 

 

大統領は落ち着くまでに2年と8ヶ月間かかりました。

ヒロさんに至っては、5年近くかかっています。

彼らは置かれていた環境が良くなく、二次障害として色々な症状が出ていましたのでこれほどかかったのです。

 

 

 

W君がスムーズに回復できた理由。

それは、彼の心がまだ人を信じても良いという状態にあったからだと思います。

 

 

ヒロさんを例にとってみましょう。

彼はブログにも書いていますが、サポートセンターに来る前に3箇所の医療機関にかかっています。

 

 

そのうちの1つにはとても良い印象を持っていたと書いてありますが、後の2つに対する印象は良くないのです。

良い印象を持った医療機関が私たちのサポートセンターを紹介してくださいました。

 

 

 

彼の中では医療機関は自分の持っている問題を何も解決してくれないと最終的に判断したのです。

 

 

また中学の時には、スクールカウンセラー養護教諭、町のカウンセラーにもかかりましたが、その時の印象はただ、美人なカウンセラーとか優しい養護教諭といった印象しかなかったのです。

 

 

中学卒業後は、様々な支援団体に助けてもらいましたが、やはり自分には効果はないと判断したヒロさんです。

 

 

あちらこちらと親御さんが探した支援団体につながったヒロさんですが、残念ながら、彼が持つ特性に直接アプローチする支援ではなかったので、何も変化がなかったのです。

 

 

それどころか、支援団体ごとの見方や考え方を自分自身に吸収して頭の中が混乱してしまっていた彼です。

 

 

ですから、親御さんが私たちに支援を依頼された時には、すでに外部からの支援を受け付けないまでになっていたのです。

 

 

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