支援している人の就学ビザを変更する必要があるので、その人に寄り添って日本に行きます。
25日から1週間の滞在を予定しています。
ちょうど同じく開かれるサポートセンターの相談会にも参加します。
また、依頼されている訪問にも私が行かせてもらうつもりです。
中には、私と会うことを楽しみにしている休学中の大学生もいます。
とても成績が優秀な学生ですが、人と関わることが苦手で学生時代は勉強だけしていたらしいです。
一番苦手と感じている、人との関わりをあえて避けていた彼でした。
しかし、就職が迫ってきた時期に就活が怖くてできず、そのままひきこもり大学も休学しているのです。
なんとかしたという思いはずっと持ち続けていたそうですが、休学してしまったので、就活には大きくマイナスになることは間違いなく、もう全てがダメになったと思い込んでいるのです。
そこまで彼の心の中を整理するのに1年半かかっています。
そして、全てがダメなわけではなく、今からでも遅れを取り戻すことができると知った彼なのです。
しかし、それが本当なのかどうか?
実際に僕に会って話を確かめたいとのことです。
会いたいと思ってくれるまでに、また1年がかかっています。
つまり関わり始めて、会えるまでの状態になるのに3年間ほどかかっているのです。
「サポートセンターはゆっくりだな!!」
いえいえ、それは違います。
そのくらい時間がかかってしまうのです。
他人の心に土足で押しいるようなことはできませんから。
怖いのですよ。
みなさんが思いつかないくらい、不安が大きい僕たちなのです。
そういえば、ちょっと支援をしている人の話をご紹介させていただきます。
A君は30代前半です。
15年近く自室にひきこもっていました。
会うまでに2年近くがかかっています。
僕たちが考えた出るときの条件は、深夜に大きな車で、窓はスモークが貼ってあること。
そして家から出た後は、ホテルで宿泊する。
ホテルからは極力出ない。
必要なものは家から1度で全て持ち出し、実家には帰らない。
昔の服は嫌な思い出が染み込んでいるので持っていかない。
新しい服を着る。
さてさて、フィリピンにやってきた彼です。
しかし!!
フィリピンでもひきこもりのような生活になってしまいました。
いやいや、ありえないですよ。
困りました。
話を聞きました。
「フィリピンでも、外に出るのが怖い。人の視線が気になる。英語が話せないのにどうして外に出られるんだ!!」
私たちは我慢強く、丁寧に丁寧に毎日接してきました。
色々と紆余曲折がありましたが、今は元気に毎日大学に行っているのです。
不安が強いので、私たちのスタッフを同級生として同じ大学に行かせました。
だって、「トイレに行くのが怖いので、一緒に行って欲しい。」というくらいですよ。
しかし、2年間のフィリピン生活で、見事独り立ちしました。
今は、一人で乗り継いで、大学に行っているんですよ。
笑顔です。
勉強は大変だけれど楽しいらしいです。
いやいや、すごいなサポートセンター。
ここまで人を変えてしまうのですから。
少しは自画自賛しても良いですよね!!
案外、誰も認めてくれないこの働きなのです。
さて、読者のみなさん、名古屋での相談会の枠はまだ、残っています。
東京は残り少ないそうです。
迷っているみなさんは、相談だけで、安心できたら良いですよ。
もしかしたら、回復への大きなヒントが見つかるかもしれません。
何もしないと何も起こりません。
当事者は自ら動くことができないのですから。
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