発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

東大さんアルバイトに入るの巻 テル

 

 

東大さんは12月中旬に日本に帰国します。

日本で支援にあたります。

日本で支援する人は、すでに10年近く支援をし続けてきている人です。

 

 

10年間近く日本でひきこもり、この団体が2年近く訪問を続けてようやく会うことができました。

残念ながら、彼は日本にいるととても強い不安を感じて身動きができないので、フィリピンに行き、もう一度やり直す決断をしたのです。

 

 

本当に10年間も家から出られなかった人なのかと思うほど、フィリピンでは、毎日笑い楽しく活動ができたのです。

そして、フィリピンの大学を目指すために、英語の特訓を受けました。

 

 

順調に進みはしませんでしたが、なんとか大学の英語学科に入学したのです。

もちろん本人の意志で大学に入学したのです。

 

 

ひきこもりから回復して、日本でもう一度やり直すと言う選択肢もあったのですが、やはりその時点でも日本でやり直すことはとてもハードルが高かかったのです。

 

 

彼は、大学入学後授業を1日も休みませんでした。

(一言言っておきます。僕と大学入学は同じ時期です。僕が彼の存在を認識したのは、パンデミックの最中でした。支援をしている人の情報は本人が出してもいいと言わない限りだしません。個人情報をとても大切にしている団体です。)

 

 

そして大学内で気になる女性の存在もできたそうです。

それは彼が自信を持ったということになります。

 

 

とても遅い歩みでしたが、将来に希望を感じられる日々でした。

ご両親もとても喜んでおられました。

 

 

しかし!!

パンデミックが全てを振り出しに戻してしまいました。

特にセブ市内には、戦車や装甲車、軍人が道路を閉鎖し、歩行者の体温を測ったり、IDの確認、30分限定の買い物などなど。

 

完全に街は封鎖され厳戒体制となってしまったのです。

 

 

幸い、支援スタッフはその人と同じマンションに滞在するようにしていました。

それで、毎日のように、食事購入の代行、部屋の掃除などを行ってきました。

 

 

しかし・・・・。

2021年12月、大型台風がセブ市を襲い、それから半年間ほど、セブ市の電気、水、インターネットが止まってしまいました。

 

 

もちろんオンライン授業も止まってしまいました。

 

 

そんなこんなで、精神的に参ってしまった彼です。

青木さんが心筋梗塞で倒れたのもこの時期です。

 

 

その彼が今一度日本でやり直そうとしているのです。

流石に生まれ育った場所には戻ることはできず、東京で東大さんと一緒にまずは一日だけのアルバイトに入ります。

 

 

そのお手伝いを東大さんがするのです。

 

 

幸せになって欲しいです。

諦めないで、幸せになるために足掻いて欲しいです。

僕はエールを送るだけです。

 

 

ひきこもりなんて真っ平ごめんだ!!

 

 

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