発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

どうして僕たちは再び社会に戻ろうとしたのか。東大。

 

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            君はどうして動きだしたのか?
 

 

 

どうしたら彼らのやる気を引き出せるのか。

 

 

カウンセリングだけでやる気を引き出せるのであれば僕たち支援者は楽です。

残念ながら言葉だけでは彼らを動かすことはできません。

 

 

小、中と周りの同級生たちとの関わりの中で、失敗を繰り返してきた僕たち。

再び動くということが恐怖でしかないのです。

 

 

「どうせまた失敗してしまうだろう。」

「こんな年齢で失敗したらもっと大きな恥をかく。」

成功した経験がほとんどない僕たちですから。

 

 

もちろん恐怖の度合いは人それぞれです。

 

 

僕たち支援者が働きかけるのでもなく、再び立ち上がり動きだす人もいるでしょう。

 

 

しかし、現在100万人とも言われている「社会的引きこもり」の人たちが動くこともできずにいるのです。

彼らは動くことができないまま、ただ時間だけがたっているのです。

 

 

しかし、サポートセンターでは10年、20年、30年とひきこもっていた人たちが動き出して社会に戻って行っています。

 

 

 ではなぜ彼らは動き出したのか?

 

 

答えは「動きだしたくなる何かと出会ったのです。」

 

 

 

それは具体的なものでなければなりません。

 

 「自分の将来の為に、今頑張ろうよ。」

こんな発言がたぶん日夜日本中で支援者から当事者へ発せられているのでしょうね。

 

 

抽象的なことを把握することが苦手な僕らです。

残念ですが、「ええ」または軽くうなづく当事者の反応だけで終わってしまいます。

 

 

それは目にはっきりと見えるものでなければなりません。

手で触れて、感触を感じることができること。

または誰かに触れられること。

 

 

ぼくの仲間には他者から触れられることを極端に嫌がる仲間がいます。

ちょっと用心が必要です。

 

 

耳から入ってくる音。

やはり仲間の中には、雑多な音。

いくつかの音が混じり合っているものが苦手な仲間がいますね。

 

 

匂い。良い香りで気持ちが大きく前向きになる仲間がいます。

臭いに極端に弱い仲間もいます。

 

 

 

本当に人の数だけ苦手なことがある僕たちです。

 

 

1人1人の状況をよく把握した上で彼らに合うプログラムを提供するのが僕たちサポートセンターのやり方です。

 

 

「ひきこもっているから何もしたくない。」

そう考えているうちは彼らの本当の気持ちを理解することはできないでしょうね。

 

 

30年近くひきこもった僕は5年間の支援で今働くことができています。

 

 

僕は5年前に「動きだしたくなる何かと出会ったのです。」

強い恐怖心から、社会から距離をおき、自宅の部屋でじっとしていた30年間の沈黙を破るほどの何か。

 

 

発達障害の2次障害でひきこもった僕たち。」

僕たちはその何かを必要としているのです。

 

 

 

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