スポーツをする前には準備運動が必要なように、ひきこもっていた人たちが、行動を開始する前にも準備運動が必要です。
心を開く。
脳を活性化させる。
自分のボディイメージを感じさせる。
色々な意味でもスポーツは必修です。
サポートセンターが用意しているのは下記のスポーツです。
1、バドミントン
2、卓球
3、テニス
4、バスケットボール
5、水泳
6、ダイビング
7、サーフィン
8、ボクシング
9、ダンス
10、フィッシング
と言ったところです。
人によって好き嫌い、できるできないが違ってきますので、選択がなかなか難しいのです。
事前にご両親からできるかぎりの情報をいただきますが、多くの場合、支援開始前には、情報がほとんど集まりません。
当たり前ですよね。
当事者の方が親と同居していたとしても、自分の部屋にひきこもって、ご両親との会話がないのですから。
お子さんのことはわからないんですよ。
だから、支援が始まってから色々と試すわけです。
何が向いているのかなと。
ダイビングを昔から推奨していました。
水の中では自由ですからね。
しかも海の中なんて中々見られませんから、感動します。
しかし、細かなことを言いますが、ダイビングができる人は実は少ないんですよ。
理由
1、感触の問題
口に加えて酸素を吸うやつをレギュレータというんですけれど、これを口に咥えた時の感触やゴムの味に「おえっ」てくる人が多いんですよ。
2、呼吸がうまくできない。
ひきこもっている人の中には呼吸のリズムがおかしくなっている人たちが見受けられます。
当然、水の中で息をすることがうまくできないのです。
で、最近はサーフィンに切り替えています。
サーフィンも中々できない人もいます。
理由はバランスの問題です。
ひきこもっている人の中には、からだのバランスがおかしい人たちが結構います。
そうしますと、ボードの上に立つことが中々できないのです。
ですから、バランスボードなんかで練習してもらっています。
色々試して、体を動かすことが難しい場合もあります。
そうした人たちには、はい、これです。
ディズニーランド
ユニバーサルスタジオ
しかし、日本じゃ行けないんですわ。
人目が気になるというやつです。
ですから、はい、こちらです。
上海の
「大丈夫、日本人はほとんどいないからね。まずすれ違わないからね。」
そう説得して、前から、何を見るか、体験するか入念に当事者と計画します。
この時には、憧れのあの!!というように当事者さんは大興奮なのです。
しかし。
しかし、当日の朝、ホテルで朝食を食べている時にすでに浮かない顔。
「自分の部屋に帰りたい。」となるのです。
僕たちにはそこが一番安全な場所なんですよ。
誰からも責められずにいられる場所。
誰も責めてなんかいないんだよ。
責めているのは自分自身なんだ。
なんとかそれに早く気づいて欲しいんです。
話がそれてしまいました。
幼稚園児ではないですよ。
30代、40代の人にもそのような人はいましたな。
ゆっくりと時間をとって、当事者にあわせて。
せかく練った計画は、はい、白紙撤回ですわ。
なんとか、行きたいという気持ちを汲み取り、そして気持ちをあげさせて、ゲートの前まで来ました。
しかし、そこでまたしゃがみこんで数時間。
「やっぱり、今日はやめます。」という人もいれば、突然、立ち上がり、忽然と一直線にゲート入り口に突進する人もいる。
「やったあ!!」
ゲートをくぐり抜けた後にスタッフ達と当事者さんのハイタッチ
バンザーイ。
と思ったら、突然吐いてしまった当事者さん。
大変なストレスが、葛藤があったんですよね。
みなさん、これが僕たちの真実なんです。
バカかと軽蔑する人もいるかもしれない。
でもみんな自分をなんとか変えたいと思っているんですよ。
また明日。
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