Mr.Joe。 お時間が来ました。 「発進 !!」
大学にいくことよりも大切なこと。
それは基本的な生活習慣を身につけさせること。
「自分の子どもがまさかこんなこともできなかったなんて。」
私たちの指摘で初めて、お子さんの現状を知るご両親は多いです。
「いや、これは意図的に作られた映像としか思えない。」
私たちが支援している状況の映像をご両親にお見せしても長い期間、その現状を受け入れることができないケースもあります。
でも、できないならば、できるようにするだけです。
その人ができるように支援者がその人にあったやり方で支援をすることがとても大切です。
ひとり、ひとり置かれている状況が違いますから。
心の状態も様々なんです。
どんどん支援を受けたいと本人がそのように思ってくれたならば、とてもやりやすいでしょう。
しかし、そんな人は今までの支援の中でお会いしたことがありません。
青木でも、支援に結びついてから、やる気を出すまで数年かかったと言います。
24時間徹底的に寄り添うにもかかわらず、当事者との信頼関係を構築するにはそのくらいの時間が必要なのです。
社会に戻るための回復には、時間が必要です。
3年、5年、長い人になりますと10年という支援期間が必要です。
そうして初めて、社会に受け入れてもらえる人となるのです。
もう1つの重要なこと。
それは教え方です。
口で言葉を使って伝えても、理解することが苦手な人が多いのです。
想像するという力が他の人たちと比べて弱いのです。
ですから、支援している人にこうして欲しいということがあるならば、実際に眼の前でやってみせる必要があります。
体を洗うということ。
私たちが支援している人たちの多くは、入浴することをあまりしない人が多いです。
逆に1日何度も入浴し、入浴時間が数時間にも及ぶというほど、きれいにしていないと気がすまない人もいますが。
たとえ入浴したとしても、湯船につかるだけ、シャワーを浴びるだけです。
体を丁寧に洗うことを教える必要があります。
スタッフ数名と支援している人が公衆浴場に行きます。
真ん中に支援している人を座らせて、左右に支援者が座ります。
「体の洗い方を伝えます。まず、特に重点的に洗って欲しい箇所は・・・・・・」
こんなことをレクチャーするわけですから、開店と同時に銭湯に突入しなければなりません。
山本五十六の言葉に支援の基本のような言葉があります。
支援の現場にいてつくづくこの言葉はいいなと思うのです。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
(山本五十六の言葉より)
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