僕が支援を受けてきた10年間で、50人近くの同じ仲間を見てきました。
その中で僕の様なタイプの人は数人でした。
多くの支援仲間は学校にそして社会に戻っていきました。
ヒロさん、大統領さん、テルさん、シンゴさん、ブンさんなどなど。
しかし、僕やエイジさんはそうはいきませんでした。
その違いは何かというと、僕はASDの孤立型なのです。
エイジさんもそうです。
ヒロさん、大統領、テルさん、シンゴさん、ブンさん、青木さんなどは、孤立型ではないのです。
彼らは、ADHDの特性が強いタイプなのです。
むしろ他人と関わりたくて仕方がない人だと、僕には思えます。
だから、彼らは他人に関心が人一倍あるのです。
他人と積極的に関わりたいという強い思いがあるのです。
他人と関われない現実に戸惑い、自信を失い、茫然自失の状態なのです。
そんな彼らにどうすれば、友達ができるのか?
どうすればみんなの輪の中に入れるのかを手取り足とり教えたら、彼らは素直にそのアドバイスに耳を傾けて、実践してみるのです。
その一方、僕たちの様なタイプは、もともと他人に関心がありません。
全くないというわけではないのですが・・・。
だから、他人の目を気にしたりすることもありません。
それで、同じ服を数日着続けたり、穴のあいた靴を平気で履いていたりするのです。
他人に関心がないから他人も僕に関心がない。
当たり前すぎることです。
ADHDタイプの彼らの成長をはたからみると、その変化に驚きます。
しかし、僕たちの成長はほとんどわからない程度でしかないのです。