発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

30年間のひきこもりからの回復 東大

初めてのボランティア活動 楽しかったです

 

 

10年近くの僕への支援について、簡単にはお話ができません。

あえていうならば、自分自身を知ったということです。

自分への取り扱い説明書みたいなものがわかったということです。

 

 

そこに至るまでに10年近くかかっています。

なぜ10年間もかかってしまったのか?

支援をしてくれた青木に言わせれば、経験不足だったとのこと。

僕の様なタイプの支援をしたことがなかったそうです。

また、東京大学を卒業しているくらいだから、時間をかけて支援をすればそこそこ成長するのではないかと感じていたことも勘違いだったと言っています。

 

 

東京大学に入れるくらいだから、こんな程度のことはできるに違いない。」

多くの人はそう思うでしょう。

しかし、東京大学に入る能力と、社会に適応する能力は違うのです。

 

 

この団体を支援してくれている色々な飲食店で就労練習をさせてもらいました。

しかしどのお店の人たちからも、東京大学を卒業しているのに、なぜこんな簡単なことができないのか?」と言われました。

 

 

本当のことなので、気分を悪くすることはありませんでしたが、僕には答えようがありませんでした。

 

 

今ならわかります。

僕の様な特性の人たちへの支援は他の発達障害の人たちへの支援と違うということが・・・・。

 

 

残念ながら、どのような支援でも、僕の持つ特性を変えてしまうことはできません。

ほんの少し程度、和らげられることはあっても。

 

僕の様な特性の人には、その特性を周りが受け入れることしかできないのです。

そして、その特性に合わせて生活設計を考えてあげることが必要です。

 

 

それが僕たちの特性には1番必要なことなのです。

僕たちを普通にしようなんて考えないでください。

お気持ちはわかります。

 

 

でもそれは僕たちにとって理解し難いことなのです。

発達障害で起きる多くの問題は、お互いが理解できないところにあると思うのです。

それがわかった青木は僕に対する接し方を大きく変えてくれました。

 

そして僕の将来設計も僕の特性に合わせて考えてくれました。

今はとても快適な毎日を過ごしています。

何をおいてもこの世の中で、自分のことをよくわかってくれる人たちがいることに、大きな安心感を感じているのです。

 

 

 

 

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