発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

東大さんは日本で再挑戦する人に寄り添う エイジ

 

 

フィリピンで支援を受けていたけれど、コロナの影響で大学の授業がなくなってしまい、再びフィリピンの部屋でひきこもってしまった人がいます。

 

 

コロナの影響がおさまり、大学でのface to faceの授業が始まりました。

彼に今後のことをどうするのかと聞きました。

「落ち着いたら大学に戻りたい。」

 

 

しかし、彼には戻るだけの気力がありませんでした。

 

 

 

大学在学中に、他者とのコミニケーションの練習をし、これから生き抜いていく力を身につける予定でした。

しかし、それができないとなったらどうしたら良いのか?

 

 

もちろん彼の思いが最優先されなければなりません。

しかし、彼自身は考えることができなくなっていました。

 

 

 

それで支援スタッフが色々とアドバイスをしました。

最終的に、団体のお手伝いをすることから始めてみようとなったのです。

 

 

お手伝いをするにしても1人で黙々とできるわけではありません。

1人でできるまで誰かが寄り添なければなりません。

今回寄り添うのが東大さんなのです。

 

 

団体の仕事から始めて、少しずつ負荷がかかる仕事ができるようにしていきます。

自分1人でできるようになることが目標です。

 

 

団体の仕事は簡単な仕事です。

その次はアルバイトに移ります。

最初は東大さんが自分でできるアルバイトを探してきます。

誰とも関わらないで良いような仕事です。

 

 

慣れるに従い少しずつ負荷がかかる仕事に移っていきます。

新しく仕事を変わったなら、必ずその仕事に慣れるまで東大さんが寄り添い続けます。

 

 

最終的に毎日働くことができるようになることが目標なのです。

 

 

アルバイトだけではありません。

 

 

部屋から外に出て、自分の趣味を楽しむことができるように導いていきます。

それも1人では見つけられませんので、東大さんが彼といろいろなことを楽しんでいきます。

その中で、彼が楽しめることがあれば良いのです。

 

 

彼は、飲むことを楽しめます。

飲むと少し気が大きくなって、周りの人たちと関わることができるのです。

そのことだけでも十分大きなことだと思うのです。

 

 

残念ながら自宅には帰ることができませんでした。

彼は近所の人の視線が気になるから実家には帰りたくないと言っていましたので。

 

 

東京に事務所を作りました。

その事務所に東大さんと一緒に住むのです。

それぞれに部屋があります。

 

 

平和島近くですから、倉庫群が近くにあり、アルバイトには困りません。

また、蒲田も近くにあります。

蒲田には面白そうな飲食店がたくさんあります。

 

 

昔の新宿のような雰囲気が少し残っている街なのです。

 

 

東大さんは二つ返事で、彼の支援を引き受けてくれました。

「なんとしてでも彼を笑顔にしたいですね。このまま実家に帰すわけにはいきません。」

そう言った東大さんの顔には自信が満ち溢れていました。

 

 

まだ私たちにできることはあります。

できるだけのことをしていきましょう。

 

 

青木さんから来た文章を転載しました。

 

 

私は自分のことで精一杯なので、なんと言って良いのかわかりません。

フィリピンでうまくいかないこともあるのですね。

この団体は、〈短期お試しツアー〉でフィリピンを気に入るかどうかを見極めることをしています。

 

 

でも6年もいたのに日本に帰ってしまうのですか?

そんな人もいるんですね。

でも幸せになってくださいね。

 

 

 

 

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