母親は言うんだ。
「昔は素直で優しい子どもだったのになんでこうなったんだろうな。」ってね。
そんなお母さん方にぼくは言いたい。
「何も変わっていないさ。昔のまんまな素直な子どもです。」ってね。
今目にしている光景は僕たちの悲しみ、苛立ちの表れなんだ。
そのことだけに目を止めるのではなく、その奥にあるぼくたちの心の思いを感じ取ってください。
ぼくは今思いついたことがありまして。
回復した人たちに声をかけてみんなでどんな支援が必要だったのかを話し合いたいんですよ。
10年、20年、30年ひきこもった人たち。
刑務所や少年院に入った経験がありながらも社会復帰した方。
付け回しなどの迷惑行為でなんども警察沙汰になった人。
包丁で母親を切りつけて大怪我を負わせた人。
家に火をつけて全焼させてしまった人。
精神病院に何度も入退院しても今普通に学校に通っている人。
みんなみんな集まってどんな支援が有効だったのかを話し合ったら、日本の支援に一石を投じることができるはずなんだ。
「事実がもっとも強いのです。」BYスタッフ
そんなことを考えたおいらですが、「その前に自分たちがもっと回復しないといけないよね。」と東大さん。
まあ、いつかはやってみたい企画ですな。
出版社、社長様、長あーい目で一つ見てやってください。
さて程度の悪いアスペルガーな僕たちが親に求めていることその4です。
それは「夫婦仲良くしてください。」と言うことです。
僕たちのような子どもを授かってしまったお母さん、お父さんの苦労は大変です。
「子どもとの楽しい時を考えていたのに、こんなに子どもに振り回されるなんて!!」
「ご近所様に息子のことが知れ渡っているはずよ。恥ずかしくて買い物にもいけないわ。」
ごめんなさい。
僕たちのせいでお母さんに大きな絶望と不安を与えてしまい。
本当にごめんなさい。
謝ることしかできない僕たちです。
「主人は会社が忙しいとか仲間との付き合いがあるんだ。」と子育てには無関心。
全部私に押し付けて。
こんな時に男親の助けが必要なのにと何度思ったことかしら。
どうしてこんな人と結婚してしまったのかしら。
オロロロ。
と涙ぐむお母さん。
だいたいがお母様が熱心に子育てをされていて、ご主人が無関心と言う感じです。
そんな状況をご丁寧に子どもに聞こえてしまうように言うものですから、そんな話が耳から入ってくる子どもたちは大変です。
自分のことで頭が一杯一杯なのにそんな情報まで頭に入ってきますと、パニックに陥ってしまいます。
「ウッー、ウゥゥゥゥ、ガァァァァ、ふざけるなよなお前たち。いい加減にしろよな。」となります。
「どうしてなの、タカシちゃん、あの時のあなたのあのつぶらな瞳をもう一度見せて!!」
決局堂々めぐりとはこのことですね。
やはり、お母さんここは一つ。
1、落ち着いてください。
2、考えてください。
3、今のこの状況はあなたの家庭だけではありません。
と言っても、なかなかそうできないのが現実。
子育て本を読み終えた時は何かしら希望を感じるんですが、次の日には現実に戻される。
やはり困った特には第三者。
第三者の目線や支援が必要なのでしょうね。
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