僕は小学校4年生から全く学校に行けなくなってしまった。
そして自分の部屋にひきこもった。
この団体で支援を受けた人たちからみれば、小学校で完全に学校に行けなくなった人の割合は少ないそうだ。
だから僕はかなり状態が悪かったと思う。
10歳からおよそ10年間20歳になるまで家でひきこもっていたんだから、母親は大変だったに違いない。
僕は、夜になるとよく自室で大声を上げたり、足で床を踏み鳴らしたりしていた。
「ぶっ殺してやる。」
「お前たち絶対に許さない。」
「ふざけるな、ふざけるな。ふざけるなと言っているだろうが。」と大声で叫ぶ。
狂人だ。
気が狂っていたんだ。
そんな僕と一緒に付き合わなければならなかった母親は大変だったろうな。
いつ、殺されるかもしれないと不安でたまらなかっただろう。
そんな状況の親と子どもは僕だけではないはずだ。
そんな日々の中、親は子どもとどう接すれば良いのか。
昔の僕みたいな子どもを持つ母親は、それを聞きたいだろうと思った。
どうすれば良いのかはぼくにはわからない。
逆にこうしたら良く無いということはかける。
それは親が僕にしていたことだから。
1、無益な情報を子どもに与えない。
不登校の子ども向けの色々な団体のパンフレットを僕に届けた。
その団体が必要な人たちもいると思うけれど、僕にとっては全く意味のないことだった。
僕が欲しいのは、もっと具体的にどうすればみんなに追いつくのかを知りたかったんだ。
無理なく、無駄なく自分が希望する場所にたどり着きたいとひきこもっていた時は思っていた。
いろんな情報を僕にくれた母だけれど、僕が一向に関心を示さないので、ある時から全く違うスタンスで僕に接してきた。
それは、「ひきこもっていたって良いんだよ。」という考え方。
そんな内容が書かれていた本が僕の部屋の前に置いてあった。
自分の部屋に本を入れて目次に目を通した。
フツフツと怒りが込み上げてきた。
それでも、もしやと思い中身に目を通した。
数分後、その本はバラバラにされてゴミ箱に捨てられた。
何を思ったか、僕はごみ箱からその本を取り出して、包丁で滅多刺しにしたった。
そして、庭で燃やした。
良く燃えた。
わかっていただけるだろうか。
僕の怒りを。
きっと僕と同じ行動を取る人は他にもいるだろう。
「じゃあ、いったい母親の私はひきこもっている子どもにどう向き合えば良いの?」
ここまで読んだ上でお母さんはそう言うだろう。
そこで今の僕ならお母さんにこう言うよ。
「メンターを探せ。」
???
「メンターを探してください。」
青年生活教育支援センターに支援を依頼すれば良いんです。
で、済む話だと思う。
でも、「まあフィリピンはちょっと」とか、「息子を離したくないんです。」とか。
色々あると思いますので、一言、言いいます。
「メンターを探せ。」です。
ではまた。
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