発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

東大出るよりもっと大切なこと。東大

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東大を出たら色々と良いことがある。

1番良いことは社会で成功した人たちと繋がることが他の大学に比べて容易だということだと思います。

 

 

 

僕には無縁の世界ですが、政治家の懇親会があるので参加するとか、有名な企業に入社した先輩たちとの懇親会などが大学内で頻繁に行われていたことを記憶しています。

 

 

 

何をするにも、人脈があるのと無いとでは大きな違いが生まれます。

そういう点では、東大に在学していたということは大きな武器になるのです。

 

 

しかし、僕はその利点を活かせなかった。

ただ卒業して30年ひきこもったというだけのこと。

 

 

 

フィリピンの大学に入学した時に、東大卒の肩書きが使えるということがあった。

僕が入学願書をフィリピンの大学に出しに行った時に、「東大を出ているのですか?この大学で何を学ぶつもりですか?」と聞かれた。

 

 

「ちょっと待ってください。別室にどうぞ。」と言われて待っていたら、副学長という肩書きの人が入ってこられた。

 

 

僕の書類に目を通して話しかけてきた。

嘘は言えなかったので、正直に過去のことを話した。

「病院にかかっていますか?常時服用している薬はありますか?」と聞かれたが「ありません。」と答えた。

 

 

そうしたら、学生ではなく、講師として働かないかと誘いがきた。

色々と話を聞いたら、悪く無い話だと思った。

 

 

というより、30年何もしていなかった僕が、フィリピンの有名大学の講師にでもなったら、なくなった母もきっと喜んでくれるだろうと感じた。

 

 

結局この話は、そばにいた青木から「講師としての待遇が良く無いので、勧めない。」と言われてなくなった。

 

 

それでも、その時はひきこもりから外に一歩踏み出したばかりで、まだ自分は存在意義がない人間だと思っていた。

だから、その話はとても嬉しかった。

 

 

 

後にも先にもこの話だけだったのです。

僕にとっては東大を出ても意味がない人生でした。

 

 

それは僕だけではないのです。

東大、京大、医学部を優秀な成績で卒業したけれど、社会に適応できずにひきこもってしまった子どもを持つ親御さんからの相談が僕だけでも12件ほどありました。

 

 

僕の失敗を知っていた上で相談会に参加されたのだと思っていたのですが、現実は子どもさんの回復に何が必要なのかがわかってみえない親御さんばかりでした。

 

 

 

「東大や京大を卒業したのです。しかも優秀な成績なんです。」

「医学部では担当教授から、よくできた息子さんですと言われたんですよ。」

 

 

どの親子さんも息子さんが可愛くて仕方がないのはわかります。

しかし、現実問題、社会は子どもさんを必要としていないのです。

 

 

どうしててですか?

どうして社会は彼らを必要としていないのか?

その答えがわからない限り、子どもたちの回復はとても難しいのです。

 

 

 

東大、京大、医学部を卒業したことはとても喜ばしいことです。

しかし、最も大切なことはそこではないのです。

 

 

 

なんとかそのことがわかってもらえないかと悩むところです。

 

 

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