発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

30年ひきこもった人を回復させるなんて無理!!  吉村

 

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35度のもう天下でこの格好!!文句を言いました。終了後、感謝な気持ちになりました


 

 

30年間ひきこもっていたAさん。

東大さんも30年近くひきこもっていました。

しかし、同じ30年間のひきこもりでも違いがあります。

 

 

例えば、東大さんの場合は家庭でお母様との会話が毎日のようになされていました。

そして、ご親戚も頻繁に東大さんのご自宅を訪問されており、その時に少ないながらもコミュニケーションが持たれていたのです。

 

 

 

Aさんには家庭内での会話が全くといっていいほどありませんでした。

訪ねてこられるご親戚もなかったそうです。

 

 

家庭内でのコミュニケーションは、本人の成長に欠かせません。

あるとないとでは、その後の成長が大きく違ってくるのです。

 

 

Aさんにはご兄弟がおられます。

有名な会社で大切なポジションに就いておられます。

コミュニケーションを取ることに長けていないと、つけないポジションです。

 

 

同じ家庭で育ったにも関わらず、兄弟姉妹で状況が大きく違うのです。

その違いは、発達障害の特性からくるものなのです。

 

 

同じように育てたはずなのに、こうまで状況が違うのかと戸惑っておられるご両親は多いのです。

でも決してご自身を責めないようにしてください。

 

 

Aさんを自立した大人に育てることは、専門家の私たちにとっても簡単なことではないのですから。

 

 

そんな大変な状況のAさんです。

何が大変ですかと知りたい方がいらっしゃると思います。

大変なことは全てです。

何もかもが大変なのです。

 

 

ヒロさんが長年にわたって自分の失敗談をこのブログに書き記してくれました。

過去のブログ記事を是非ご一読ください。

10数年にわたる記録がそこにはあるのです。

彼の成長の記録です。

 

 

そして今、彼は一般職で働いています。

結婚費用を貯めたら、結婚するそうです。

(もう結婚したかもしれません。報告はしないと宣言していましたから。)

10数年の日々の頑張りが、今はっきりと成果として出ているのです。

 

Aさんもヒロさんに続くのです。

しかし!!

ヒロさんの16歳から始まった支援。

その時のヒロさんの状況をはるかに上回るほどのAさんの大変さ。

 

 

Aさんは言います。「はっきりとダメ出ししてもらって結構です」と。

 

 

では言い方を変えましょうか!!

どうしようもないほど常識が欠けているのです。

コミュニケーションの取りようがないのです。

 

 

「ヒロさんの時より大変さは数倍ですよね。ありえない支援x3倍かな。」と担当スタッフが笑顔で言いました。

 

 

 

なんで笑顔?

回復に向かって着々と成長しているAさんだからです。

 

 

そんなAさんの自立した姿を3年後にお見せできるようにと日々頑張っているAさんと私たちスタッフです。

皆様からの応援が必要です。

どうか関心を持って見守ってください。

 

 

 

 

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