今から50年近く前、僕が小学5年の時の話。
僕は地元の小さな学習塾に行っていた。
地元は田舎だったので塾は1つしかなかった。
その学習塾に同級生の多くが通っていた。
でも僕は1ヶ月で行かなくなった。
理由は役に立たないと思ったから。
学習塾に通う生徒の学力レベルは様々だった。
足し算引き算から学び直さなければならないような子から、僕のように私立中学受験を考えている子までが同じ授業を学習塾で受けていた。
メインの先生と補助の大学生のアルバイト教師3名の4人で40人近くの小学5年生を教えていた。
それでも先生が足りなくて、僕が臨時に教える側に回った。
そのことを知った母親は塾に文句を言って、2週間近くの僕の塾通いが終了した。
すぐに電車に乗って都会の学習塾に見学に行った。
私立中学進学塾と謳っていた。
母親はその学習塾がとても気に入り、僕をそこに行かせようとした。
しかし!!
費用を聞いて驚いた。
前の学習塾と比較して倍以上の金額になる。
「どうしてこんなに高いのですか?」と母親が尋ねた。
「生徒1人1人の学習レベルは違います。
どの箇所が得意か不得意かなど、その生徒の状況に合わせてオリジナルの学習教材を作り提供します。」
「生徒1人に先生が1人つきます。
他の学習塾とはこのような点が違うと思います。
個別で教えていくことが最善なのです。」
母親は納得して契約書にサインしました。
新しい学習塾は楽しかったです。
小学5年の1学期で小学校5年と6年の算数、理科を終えてしまいました。
2学期で国語と社会が終わりました。
あとはひたすら受験対策の問題を解いていました。
私についた先生は早稲田を出た人で、東大に受からなかったことがとても悔しかったとなんども同じ話をしていました。
でも、教え方はうまいし、僕のペースを考えながらうまくリードしてくれました。
話は変わりますが、僕は、青木の講演会を聞く機会が多くあります。
その講演会で、青木が話していることは、〈個別支援〉です。
その時にこの学習塾の体験を思い出しました。
1人ひとり違うのですから、同じプログラムはありえません。
その人が必要としているプログラムを考えて作り上げ、一緒にやり通すことが必要なのです。
あの学習塾の先生のように、僕のリズムに合わせて、僕に徹底的に寄り添う必要があるのです。
そのためには支援する人の現状を理解する必要があります。
一緒に食事をする。
一緒に勉強をする。
一緒にボランティアをする。
様々な生活や体験を通して、どのように反応するのかを知ることです。
相手を理解して、初めてその人にあったプログラムが出来上がるのです。
始めたばかりです。
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