「息子はひきこもっていないのですが、相談会を受けられますか?」と言う質問のお電話を多く受けるようになりました。
ひきこもっている人たちの支援を30年間してきた私たちはこう言いたいのです。
「ひきこもらせない為に支援に繋がってください。」と。
ひきこもってしまうと大変なのです。
何をおいても会うまでに時間がかかります。
現在訪問支援をしている中で、もっとも長く訪問支援をしている人は5年目になります。
4年間、その方のご自宅に訪問をしている私たちです。
それでも会えないのです。
訪問支援を依頼してくださったご両親から、「もう訪問は結構です。」と言われるまで、根気強く訪問支援を続けます。
「訪問支援が唯一の希望なのです。どうか諦めないで続けてください。」と言われれば、今まで通り訪問に毎月伺う私たちです。
保健所も毎月は来てくれないらしいです。
それに職員の移動が頻繁にあって、また1から話さないといけないから大変です。
お願いした他団体は数ヶ月で「無理です。」と訪問支援を中断されました。
「おたくの団体しか頼るところはないのです。」
そう言われてしまうと、また来月も訪問するしかないと思う私たちです。
成果が出ないことを申しわけなく思います。
30年間ひきこもった私です。
30年間ひきこもった〈50代男さん〉です。
20年近くひきこもった〈劇団兄い〉です。
20年近くひきこもった〈Mr.Joe〉です。
私たちは幸運にも社会に戻ることができました。
そこには、ひたすら訪問し続けてくれた人たちの存在があったからこそ、私たちは支援に繋がることができたのです。
不登校や学校に行けなくなりつつあるお子さんをお持ちのご両親にお願いしたいのです。
ひきこもらせないでください。
ひきこもることは心を病むことにも繋がります。
私や50代男さんは、自死することばかりを考えていました。
30年間ただひたすら、時間の流れに身をまかせるしかなかった私たちです。
家族以外、会話をする人もいなかった私たちです。
携帯電話もインターネットも支援に繋がるまで目にしたことがありませんでした。
30年振りに街に出た50代男さんは、街の変わりように驚いてしまうと同時に、30年間という空白をその時に感じたそうです。
私たちには「5080問題」はありません。
ひきこもってしまっても決して遅くないのです。
しかし。
ひきこもらせないほうが絶対に良いのです。
いいえ、ひきこもらせてしまうと失うものがあまりにも多くあるのです。
「息子はひきこもっていないのですが、相談を受けられますか?」
遠慮などしている余裕はないのです!!
私たちは全ての人の支援ができるわけではありません。
特に医療的支援が必要な方の支援はできませんし、〈障害者枠〉での就労を目指している方に対しても、十分な情報を持ち合わせていません。
しかし、30年間ひたすらオーダーメイドの個別支援を提供し、多くの方を社会に戻すことができた実績があります。
提供できる具体的な支援の情報をお伝えできるのです。
お子さんは自分で考えて、自分で行動ができないのです。
助けて欲しいとも言えないのです。
ですから、身近にいるお母さんだけが、外部との支援に繋がる橋渡しの役目ができるのです。
今すぐにお近くの支援団体に問い合わせてみましょう。
大切な子どもたちが笑顔を取り戻せるように。
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