名古屋での相談会に出てお話をご両親からお伺いしました。
また、訪問も2件させていただきました。
詳細はお話はできないのですが、できる範囲でご紹介いたします。
まず、思ったのはご相談された方のお子さんの年齢です。
20代・30代が1組、あとは全て小学生、中学生、高校生です。
大人のひきこもりのお子さんを持つご家族はどうしてご相談をされないのか不思議でした。
青木が言うには、「僕たちのことが知られていないだけだよ。」らしいです。
僕が思うには、お子さんの長年のひきこもりの状況にご両親がすでに諦めてしまっているのではないかと言うことです。
それは僕の母がそうであった様に。
母は生前、僕の兄弟にこう言っていたそうです。
「隆(僕の本名)は暴れるわけでもないし、他人様を傷つけるわけでもない。母親思いの優しい子どもだから、隆が今のままでいいなら、無理して、支援をお願いする必要はないよ。」
言われた兄弟はたまったものではないと思います。
母親が死んだあと、兄弟が面倒を見ないといけなくなる。
しかも、自立できずに、全ての面倒を年老いた母親が見ていたのだから。
僕の兄弟には家庭があります。
僕のお世話をする余裕などはないのです。
母は、残された兄弟のことを考えてはいなかったのです。
言われた兄弟は「このままでは、自分の家庭にまで大きな影響が出てくる。今、すぐになんとかしなければ。」と自分たちで、僕の自立を考えてくれたのです。
そして、サポートセンターにたどり着いたのです。
日本中の支援団体に連絡を取り、助けをお願いした兄弟です。
しかし、多くの団体の答えは「30年近くひきこもっていて、50才を過ぎているのならば、支援をお引き受けできません。」でした。
中には「福祉のお世話になるしかないですよ。」や「無理ですよ。」の一言で断られたところもあったそうです。
サポートセンターに問い合わせしたのは最後の方でした。
サポートセンターに電話をしたら、青木が電話口に出たそうです。
状況を話しましたら、青木までもがこう言ったそうです。
「もっと詳しくお話をお伺いする必要があります。しかし、30年間ひきこもっていたという状況の人を社会に戻すことは、とても難しいことです。5、6年は確実にかかりますよ。精神的な病気はないですか?大学はどこを出られていますか?」
「東大です。」とは答えられなかった兄弟です。
東大大学院まで終了しておきながら、30年間ひきこもっているというのは、精神的な病ではないかと、どこの団体からも言われていたから、それでまた断られると思った兄弟です。
黙っていたら、「今海外ですので、またお電話をください。」と言って切られたのです。
しかし、この時の印象がよかったと話してくれた兄弟です。
「丁寧に応対してくれたし、優しそうな感じだった。」と僕になんどもなんども繰り返し話してくれた兄弟です。
僕の兄弟が頑張ってくれたので、僕は今幸せに過ごすことができています。
結婚はなかなか難しいですね。
でも、僕は成長していると思うのです。
いまだにわからないことがこんなにあるのかと驚くばかりです。
世の中の常識を勉強している最中なのです。
でも、僕は本当にしあわせなんです。
30年間自室で、じーっとしていたあの時のことを今でも思い返すと頭が変になってしまいます。
本当に兄弟には感謝しています。
僕が自立して幸せな家庭を築くことが、兄弟への恩返しだと思っています。
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