サポートセンターが、犬を買いました。
いいえ、正確には犬を貰い受けたのです。
セブ市で犬の保護活動をしている団体から、犬を譲り受けたのです。
僕がしばらくの間、そのお世話をすることになりました。
さあ、困りました。
家では犬を飼っていましたが、関心がまったくない僕でした。
しかし、僕しか面倒を見る者はいません。
仕方なく、引受はしましたが、なにかとよく吠えてうるさいのです。
本来の仕事に集中できません。
これは僕には荷が重いと思いまして、青木に直訴しました。
「一緒にいたら情が湧いてくるので、大丈夫。」と青木に言われました。
「しかし、本来の仕事に集中できないくらい鳴くので困ります。」
ようやく、1週間という期限でのお世話を勝ち取りました。
しかし、それにしてもよく吠えるんですよ。
様子を見にいくと、しっぽを振って飛び跳ねます。
まるで「ねえ、遊ぼ。遊ぼうよ。」と僕を誘っているみたいです。
吠えなくなったので、部屋に戻るとまた吠え始めます。
子犬ですが、耳をふさぐほどです。
仕方がないので、外にお散歩です。
勝手にどこかに行かないようにと注意を払っていました。
しかし、僕の顔をジーッと見て、座り込んでいます。
勝手にどこかにいくのではなく、とにかく僕をジーッと見ています。
僕が笑うと、彼女たちも笑います。
その天真爛漫な様子に、僕はすっかり魅了されてしまいました。
僕が仕事から、帰ると真っ先に僕に近づいてきます。
「会えて、嬉しいな。元気そうでよかったよ。」
そう言いたそうな表情です。
僕が動くところ、どこにでも彼女たちはついてきます。
僕がゆっくり歩くと、ゆっくり歩くし、早歩きをすると、早く動きます。
僕の一挙手一投足をしっかり観察している彼女たち。
可愛いのです。
とても愛おしいのです。
こんな僕でも、頼りにしてくれる彼女たち。
僕が玄関先で、子犬をあやしている姿を青木に見られてしまいました。
その日のうちに、怪情報がサポートセンターに広がりました。
「お腹空いてるでちゅかあ。そうでちゅか?そうでちゅか。」
〈東大さん壊れる。〉
ははははははは。
僕は、自分の子どもがとても欲しくなったのです。
子犬に対して、こんなにも愛情を持つことができるなら、自分の子どもを授かった時、僕はどうなるのでしょうか。
子どもが欲しいと思いました。
その前に相手を見つけることの方が先です。
頑張っています。
しかし、吉報届かずです。
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