程度の悪いアスペルガーな男。
17歳になっても二桁の足し算引き算ができなかった。
靴紐はいつも団子結び。
いつもたくさんの友達に囲まれていたと錯覚していた俺。
五郎太、サブ助、砂利人。
ヒロ軍団パート1を支配する三人衆だ。
いつでも俺が呼べば飛んできてくれる、頼もしい部下。
そんな事を真剣に考えていた14歳の俺。
ハァハァハァハー。
狂っていた。
狂人、野獣の男。
そんな男が9年後にはインターナショナルハイスクールを卒業。
そして大学に通っているという事実。
これはまぎれもない事実だ。
サポートセンター名古屋のスタッフたちの絶え間ない努力のおかげで俺はサポートセンター名古屋に対して「信頼」を持っことができたんだ。
「絆」といってもいいんだ。
しかし!!
「絆」だけでは勉強や、ソーシャルスキルを獲得するための練習をやり続けることなど無理だ。
絶対にね。
サポートセンター名古屋のスタッフたちとは和気藹々と過ごしていた。
ただそれだけ。
「絆」が生み出せるものはただそれだけなんだ。
どうして、やる気を出したのか。
出させてもらったと言った方が正解だ。
どうやって?
これだと言った答えが思い浮かばない。
いろいろな光景。
フィリピンに嫌々ボランティアに連れて行かされた時。
「ありがとう」と全裸の子どもに言われた。
生まれて初めて人から言われた「ありがとう」
講演会で話終わったら一人のおばさんが講壇まで来てくれた。
体が不自由なおばさんは体をくねくねさせながら、一生懸命講壇まで来てくれた。
僕の顔を見てにっこり笑っていきなり俺のポケットに手を突っ込んだ。
「あっ」と大声を出してしまった俺。
「頑張れ!!」と一言叫んで帰っていったおばさん。
僕のポケットには千円札が入っていた。
妹が難病で小学校から行っていない。
お母さんが重い病気で働けない。
お父さんは小さい時に病死。
下に小さな弟や妹が5人もいる。
優秀なので奨学金で大学で勉強した。
夢は医学に進んで妹の病気を治す事。
貧しさがその夢をも断ち切った。
朝は市場で働いて。
昼はベビーシッター。
夜は屋台を引いて回る。
けっして弱音を吐かない彼女。
いつかきっと私の夢は叶うとひたすら現実を受け入れる彼女。
彼女が俺に言ったんだ。
助けを求めている人のために生きなさい。
サポートセンターのスタッフと俺は一緒に住んでいた。
スタッフと俺は布団を並べて就寝していた。
スタッフはよく寝言を言うんだ。
「そうだ、そうだ。よくやったね」
「そっちじゃないよ、こっちだよ」
これが本当の24時間の支援だ。
サポートセンター名古屋にどうか拍手を。
聴衆の皆様、彼らの努力と忍耐に拍手をお願いします。!!!!
確かにそうだ。
俺も拍手を捧げるよ。
まったくすげえ奴らだぜ、サポートセンター名古屋のスタッフ様方よ。
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