発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、テルとエイジとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

不登校・ひきこもりから大学トップへ!本気の個別支援

問題児ヒロさんは大きく変わりました

 

「どんな子でも変われる」――これは単なる理想ではなく、私たちが日々の現場で見てきた“現実”です。

 

勉強が苦手、学校に行けない、人とうまく関われない。そんな子たちが少しずつ変わり、笑顔を取り戻し、大学に進み、社会に羽ばたいていく。その一人ひとりの軌跡が、私たちの支援の証です。

 

僕の一番得意なことは、勉強を教えることだと思っています。実際に、僕が教えた生徒の中には、フィリピンの大学で学年トップになった生徒が3人もいます。これはなかなかすごいことだと思うのですが。

 

このブログで昔記事を書いてくれていた「程度の悪いアスペな俺。」のヒロさんも、その一人です。
ヒロさんはIQが75と診断されていて、小学校・中学校のほとんどを通えずに過ごしました。二桁の足し算や引き算すら苦手だった彼が、高卒認定試験に合格し、さらにフィリピンの大学を卒業するまでになったのです。

 

それだけではありません。勉強に対して強い意欲が芽生え、「フィリピンで一番難しい」と言われる私立大学にも挑戦し、見事に合格しました。
「死んでも勉強なんかするもんか」と言っていたヒロさんが、ここまで変わったのです。この変化はヒロさん自身にとっても大きな自信になったでしょうし、僕にとっても忘れられない誇りになりました。

 

寄り添って、その人のペースで学びを進めていく。これこそが“オーダーメイドの個別支援”の力です。
決められたカリキュラムではなく、その人の性格や体調、夢や目標に合わせて支援を組み立てていくことで、人は本当に変わります。

 

そんな僕ですが、ご要望があれば、どんな学部でも、世界中の大学でも一緒に入学し、同級生として卒業までサポートします。実際、考古学を学びたいという希望をもって、イギリスのケンブリッジ大学を目指していた引きこもりの青年もいました。非常に優秀な方でしたが、途中でドクターストップがかかり、医療的な支援を受けることとなって中断しました。それでも、彼の中に生まれた「学びたい」という思いは確かに生き続けています。

フィリピンの医学部何歳でも入学可能!!

 

また、お医者さんの息子さんで「医学部に進ませたい」という依頼もいくつかありました。まだ実現はしていませんが、本人のタイミングが整えば、僕たちは全力で支援します。

 

不登校やひきこもりの状態になってから長い時間が経つと、回復には時間がかかります。でも、早い段階で支援に繋がれば、状態が悪化する前に立て直すことができます。残念ながら、私たちの団体に依頼が来るのは、「もうどこの支援でも希望が持てない」という段階が多いのが現実です。もっと早く相談してくれていれば…と思うことが何度もあります。

 

だからこそ、僕たちは“どんなことでも自由自在にできる”オーダーメイドの個別支援を大切にしています。
学びの支援に限らず、生活の立て直しや海外での挑戦、将来の仕事づくりまで、すべてその人の人生に合わせて共に考え、歩みます。

 

僕たちは、人生そのものをかけて支援をしています。

どんなご要望にも、できる限り応えられるように。
これからも一人ひとりに寄り添いながら、“その人の未来”を一緒に作っていきたいと思っています。

 

一般社団法人 青年生活教育支援センター