発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

ひきこもりから一歩外に踏み出せた彼。東大

 

 

嬉しいお知らせです。

 

 

6年近くひきこもっていた青年がひきこもりから決別したのです。

フィリピンでの1週間の支援を受けて帰国後、気持ちが前向きになり、一日中ひきっぱなしにしていたカーテンを開け、自分の部屋にいることがもったいなく思えるくらいになったそうです。

 

 

 

そう思っただけではなく、実際部屋から外に出て色々な場所を歩き回っているそうです。

 

 

 

その様な報告を最初に聞いたのは、彼の父親からの電話でした。

「今息子の部屋に来ています。6年ぶりです。息子はフィリピンから帰ってきて変わったんです。小学校の時の様にとても前向きになりました。」

 

 

 

「そんな息子が、またフィリピンに行き、そこで生活したいと言っているんです。私としては前向きになっている息子の気持ちを尊重したいので、フィリピンでの支援についてまた教えてください。」と言われました。

 

 

 

僕は支援を受けたものです。

そして現在支援をしているものです。

11年フィリピンに滞在する中でたくさんのひきこもっていた人たちに出会いました。

その多くは2年、3年、中には10年近くの支援を受けた後に回復したのです。

 

 

 

しかし、彼はこんなに短期間で気持ちが前向きになったのです。

実はひきこもっている人に前向きになってもらうことが回復に向けて一番大切なことなのです。

彼はすでに、フィリピンで英語と一般常識や人と関わる練習をすると決めているのです。

 

 

「仕事に英語を活かすためには、高校卒業程度の学力がある人が、1日8時間の勉強で最低でも2年はかかるよ。」とスタッフから言われた彼です。

そのアドバイスにも素直に耳を傾けて、「やってみます。」と言い切った彼です。

 

 

何度かズームをやったスタッフが、画面の異変に気づきました。

以前はとても暗かった彼の部屋に日光が差し込んでいたのです!!!

 

 

ズームで話していたスタッフが彼に言ったそうです。

「あなた、本当に変わったんだね。」と。

 

 

そんなスタッフが彼との会話の中で、強く心にのこった言葉があります。

 

 

「フィリピンは私の様な人たちにはとても優しい国です。でも日本に帰ったら日本に対する見方が変わっていたんです。日本は日本で良いんですよ。私は日本が以前より好きになりました。でもフィリピンで生活がしたいんです。あのホスピタリティの中に浸りたいんです。」

 

 

もう一つスタッフが僕に報告してくれました。

「以前の会話では答えがとてもゆっくりでしたが、今回はタイムラグがなくて会話がスムーズになっていました。」と。

 

 

 

以前のブログの記事で、彼に対してアドバイスを送った僕たちです。

「服は毎日着替えましょう。」と。

「あれから毎日着替えていますし、制汗剤を利用したりもしています。」

 

 

とにかく、変わったことは確かです。

9月から2ヶ月間の予定でフィリピンに滞在します。

その期間は、フィリピンでほんとうに滞在できるのかを確かめる期間にするのです。

 

 

彼はまた、顔出しもして、皆さんに知って欲しいとも言っています。

今後の彼に注目してみてください。

 

 

 

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