発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

私は、大学で1人だった。エイジ

          みんな楽しそうにしているな。
 
 
私は自信が持てない学生生活を送っていました。
勉強は真ん中でした。
運動は真ん中より少し下。
集団行動は青木さんやヒロさんほどひどくはなかったけれど、やはり苦手でした。
先生の指示を聞いてすぐには行動できないのです。
 
 
1番苦手だったのは、クラスのみんなとの会話です。
何を話して良いのか分かりませんでした。
私なりに考えたのは、みんなと同じことをしようということでした。
 
 
クラスのみんなが笑っていたら私も笑う。
クラスのみんなが真剣に何かを討論していたら、その内容が理解できないとしても私もまた一緒に考えているふりをする。
 
 
それが私が考えた最善の方法でした。
 
 
高校で、使い走りのようなイジメはありましたけど、青木さんやヒロさんの様ないじめはありませんでした。
 
 
私もいじめられても不思議ではなかったんですけれどね。
 
 
なんとか高校も卒業できました。
大学は中堅程度の大学に入りました。
しかし、友達はいませんでした。
 
 
どうやって友達を作れば良いのか分かりませんでした。
わからないまま、大学に通っていたのです。
ゴールデンウイークが終わったら、大学内の雰囲気が変わっていることに気づきました。
 
 
新入生たちも、それなりに大学に溶け込んでいっている。
自分だけが何故か浮いている気がしました。
日にちが経つにつれて、その思いが強くなっていきました。
 
 
特に昼食の時間がとても辛かったです。
学生食堂で食べようと思って行ったら長蛇の列です。
 
 
その列には、みんな友達どうしで並んでいます。
私の前の人も後ろの人も友達どうしなのに私だけが1人です。
 
 
それがとても辛かったです。
最初のうちは我慢していたけれど、意識しだすとその思いはとても大きくなっていきました。
 
 
やがてみんな私のことを笑っているに違いないと思い始めました。
「あの人いつも1人だね。友達がいない可哀想な人だよ。」誰かの笑い声が聞こえたら、それは私を指して笑っているんだ。
 
 
そう感じ始めたら、もう学食に並ぶことはできなくなりました。
 
 
誰かが同じようなことを書いていました。
青木さんも同じような体験をしています。
そういえば、昔支援を受けて今は働いている人、名前は忘れてしまいました。
その人も大学で同じ様な経験をしています。
 
 
 
気づいたら、トイレで菓子パンとジュースを食べていました。
そんな自分がとても悲しかったです。
 
 

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