こんなふうになりたい僕です。とにかく寂しい。
僕は学校の成績は優秀だった。
だから現役で東大に合格した。
親戚には医者が多かったので、東大医学部の受験を勧められたけれど、自分の興味があるバイオの研究に没頭したくてその方向に進みました。
まあ、今思えば医者になっておけば、もう少し楽に生きていけたのかもしれないと後悔はしています。
東大大学院の研究室で周りとのコミニュケーションが取れなくなり、ひきこもってしまいます。
それから30年近くひきこもりました。
今の団体と出会って、ひきこもりからは回復できたのです。
しかし、現状は、自分がこうなりたいという目標からは随分とかけ離れてしまっています。
僕はおかしいらしいです。
僕と関わった多くの人たちは、僕という存在に違和感を感じてしまっていると思います。
もちろん支援者たちはそんなことは一切口には出さない。
支援者以外にそう思われても仕方がないとは思っています。
で、何がおかしいのか?
これから皆様と僕のおかしさについてを共有していきたいと思っています。
何せ、僕という存在はかなりレアな存在だと思います。
僕が所属する支援団体は35年間の支援活動の中で、1000人近くの人たちをサポートしてきました。
その中でも僕に対する支援はかなりの難しさだということです。
多分僕の持つおかしさを皆様と分かち合ったところで、多くの人にはそれがなかなかわかってもらえないと思います。
中には、これでは福祉にお世話になるしかないと感じる方もいるでしょうね。
僕が僕のおかしさを1番伝えたいと思っている人は、僕と同じような特性を持っている子どものお母さんです。
僕の様な子どもと関わることに辛さを感じているお母さんも多いのではないでしょうか?
毎日寄り添ってくれている支援者が強いストレスに晒され続けた挙句、心筋梗塞で倒れました。
僕への支援で強いストレスを感じたのです。
それほど僕の特性は半端ないのです。
でも、そんな大変な僕が幸せになったら?
それは僕の様な子どもを持つお母様には大きな福音となるでしょうね。
そんな表現を何度もしてきました。
しかし、現実はとても難しいのです。
変えられることと変えられないこと。
変えられないことが圧倒的に多い僕なのです。
諦めて日本に帰るか?
自分が納得するまで頑張るか?
いまだにふたつの気持ちの中で揺れ動いている僕です。
今秋63歳になるというのに。
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