まず最初にお伝えしたいこと。
不登校やひきこもりのお子さんをお持ちのご両親へ。
私たちは、不登校やひきこもりの人たちの支援を30年間おこなってきました。
スタッフの全てが、かつて、不登校やひきこもりだった当事者、またその保護者です。
そんな私たちがご両親にお伝えしたいことは「大丈夫です。必ず子どもの笑顔を見られる日が来ます。」ということです。
これから私たちは、回復への具体的な提案をします。
その根拠は、回復に至った1000人近くの人たちの声です。
その中には、私たちスタッフの声も含まれるのです。
回復した事実から具体的な提案をしていきます。
不登校、ひきこもりになった当事者の気持ちを考えるならば、元、当事者の私がしてほしかったことは、こうなってしまった自分の不安や苛立ちも含めて、ありのままを受け入れてほしかったという事です。
まず、不登校やひきこもった時に、今おかれている状況を説明して、「焦らなくてもいいから、この先のことについて、一緒に考えていこう。」という親の姿勢をはっきりと伝える事です。
次に、これからの見通しを予測する必要があります。
もっとも子どもたちに伝えなければならないことは、大人になった時に必要な<生きていく力>を学ぶということです。
それは、
➀この先1人でご飯を食べていくことができるためには、社会で必要な知識やスキルを学ばなければいけません。
それをどこで学ぶのか。
②人は、一人では生きていけないので、そこそこ他者と関わりを持って生きていける力をつけることが大切だということ。
➂人生を楽しむことができるように、さらに仲間と共感できるような体験を得ることが大切だということ。
この3つが、これからの長い人生を生きていくために必要なのです。
それらの環境が最も整っていて、それを一番学びやすい場所が学校だということです。
でも、小学校、中学校へ通えなかったとしても不安になることはないのです。
高校でも、大学でも学べる機会があるのですから。
また、選択肢はさらに多くあるのです。
海外の学校もあるし、ボランティア団体などのさまざまな活動を通しても学ぶことができるのです。
お父さんやお母さんはそう考えているから、ゆっくり考えていこう。応援するよ。
このようなことを、時間をかけてじっくりと子どもさんと話してみてください。
もちろん会話にはなりません。
ご両親からの一方通行の会話です。
部屋にひきこもってしまっていて会うことすらできない場合もあるでしょう。
その時には手紙を書いてください。
注意しなければならないことは、一度にたくさんの内容を書かないことです。
また要件だけ書くのもよくありません。
「庭の沈丁花が甘い香りをはなつようになったよ。春が来たんだね。」
「テレビで箱根を特集した番組を見ました。5歳の時に家族で箱根に行ったことを思い出しました。お前は箱根の電車に何度も乗りたいと言っていたよね。」
日本のお父さんには、このような表現は恥ずかしくて難しいことはわかっています。
でも、語ってください。
ほんの少しで良いのです。
必ず子どもの心に届きます。
だからと言って翌日から子どもの態度がガラリと変わることはありません。
時間がとてもかかるのです。
今の状況を把握して、この先のことについても理解できたならば、彼らの混乱や不安は徐々に治っていき、現状を前向きに捉えることができるのです。
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