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不登校・ひきこもりの問題解決は難しくないです。
もちろん簡単でもないです。
30年間もひきこもってしまった僕が言うのも何ですが・・・。
それでも、7年間支援を受けながら、支援の現場でお手伝いをしてきた僕はそう感じたのです。
支援の難しさは色々とあるのですが、最も難しいことは、当事者が支援につながることです。
不登校・ひきこもりになった人たちは、すでに同級生たちに遅れをとっています。
そして、彼らに追いつくことがもうできないと感じたところで、社会と距離を置くためにひきこもるのです。
そんな彼らに、具体的な希望はまだあること。
彼らが感じている不安は日本社会にいるから感じるのだということを伝えます。
日本から一歩出ることで、誰も自分のことを知らない世界でもう一度やり直せるし、頑張れば同級生に追いつくどころか、追い抜かすこともできる。
そんなことを伝えて、彼らのやる気をひき出すようにしています。
支援に結びついたら、日々成長していく姿を見ることができるのです。
もちろん、右肩上がりに成長するのではなく、三歩進んで二歩後退というようなものです。
時間がかかるのです。
もちろんうまくいかない場合もありました。
「霊が僕を邪魔するんです。」と訴えた青年や眠ることができないので、学校にも行けないという青年もいたのです。
そんな彼らには教育支援ではなく、医療の支援が必要でした。
親御さんと事前に十分に話し合い、当事者のことを理解するように努めています。
そして支援に入る前に、お試し期間を設けて徹底的に当事者の状況を私たちの目で見て把握するようにしています。
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100万人というひきこもっている人たちに希望を届けたいのです。
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